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今回新たにメタパークがオープンする「メタパ」とは、凸版印刷社が昨年12月より展開しているバーチャルモールアプリで、その特徴は『VR空間上に構築した複数の店舗をモールのように一つに集約している』という点です。
しかし「メタパ」には店舗間の移動に際し、『ホーム画面のストア一覧からその都度店舗を選択する必要がある』という問題点がありました。
この問題点により、
・買い物体験が途切れてしまう
・各店舗の回遊性が低い
という課題が生じており、さらに『同一空間内に入ることができるアバターの最大数が16名である』ことや『アバター表現に制限がある』ことから、ユーザーが選択したアバターが他ユーザーと重複しがちで、
・”自己表現”や”ユーザー同士の認識”が難しい
という問題点も存在しています。
それらの課題を解決するために開発されたのがVR空間「メタパーク」で、ここには1つの空間に出店店舗が集まっています。
「メタパ」は、中小企業や小規模事業者等が自社の課題やニーズに合ったITツールを導入する経費の一部を国が補助する制度「IT導入補助金2022(サービス等生産性向上IT導入支援事業費補助金)」に登録されており、認定されています。
この制度を活用することで、中小企業や小規模事業者が安価で「メタパ」へ出店することが可能となります。
今回オープンする「メタパーク」では、メタパに出店する全ての店舗が同一空間に配置されたVR空間となっており、ユーザーはアバターとなって店舗の外観を楽しみながら回遊したり、気になる店舗にはそのまま入店することもできるため、 ホーム画面のストア一覧に戻っていた以前の状況と比べると、店舗回遊率の向上が期待されています。
また、先月メタパに実装された各店舗間の「相互送客機能」も組み合わせることで、シームレスな店舗回遊を実現しています。
さらに、パークの中心には『センター広場』が配置され、ユーザーが楽しめるイベント等の開催が計画されています。
またリアルな買い物体験と同様の『店舗との出会い』や『イベントとの出会い』が体験できるよう、同じ空間への同時入室可能人数も16人から50人に増やされていて、アバターも髪型や服装などのバリエーションが追加され、現時点で18種類がラインナップされています。
凸版印刷社では、同時入室可能人数の増加やアバターラインナップの順次追加など、メタパのユーザビリティ向上を進めることで、ショッピングだけでなく観光や教育、ビジネス領域などへ拡大し、2025年までにメタパのユーザー登録者数100万人を目指すとしています。
今回のメタパークを含めた「メタパ」は、今月18日(火)から21日(金)の4日間にわたり幕張メッセにて開催される「CEATEC2022」の「METAVERSE EXPO JAPAN 2022 in CEATEC」において、デモンストレーション展示が予定されています。
凸版印刷社が昨年提供開始したバーチャルモールアプリ「メタパ」の利便性や店舗回遊率を向上させるため、参加店舗が一堂に会するVR空間「メタパーク」がオープンすることと、今月18日~21日に幕張メッセで開催される「METAVERSE EXPO JAPAN 2022 in CEATEC」にて、メタパがデモンストレーション展示されることが発表されています。
雨の日や、体力的につかれている日のお出かけ候補に、VR空間のショッピングモールが入ってきそうな予感を感じるニュースですね。
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