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「VRM」は、VR時代の3Dキャラクター・アバター使用を想定した、プラットフォームに依存しない日本発の3Dアバター向けファイル形式です。
2018年に開発されて以降、「バーチャルキャスト」や、3Dキャラクター制作ソフトウェア「VRoid Studio」やメタバースプラットフォーム「cluster」など、様々なアプリケーションやサービスに対応してきました。
従来の3Dモデルとしてのテクスチャやボーンといった情報に加え、視線設定など一人称で操作するアバターに必要な情報を加え、環境により異なるスケールや座標系などを統一しています。
これにより3Dアバターが配信・ゲームなど様々なプラットフォームで使用することを可能にします。
また、人が操作して人格を演じるアバターの特性を考慮して、「他人が使用しても良いか」、「暴力表現をしても良いか」、などのアバター特有の権利までもファイルに埋め込むことが可能となっています。
今後の展開として、3Dモデルの権利保護の機能を兼ね備え、アイテムやアバターの着せ替え販売を実現するなど3Dモデルが流通する際の標準フォーマットを目指しています。
詳細:VRMの技術仕様
今回リリースされた「VRM」 バージョン1.0は、現在広く使われているバージョン「VRM 0.x」の課題やエラーを修正し、必要される機能が追加されたたバージョン。
現時点では、Unity用ライブラリ「UniVRM」、「バーチャルキャスト」、3Dデータ共有サービス「THE SEED ONLINE」(一部制約あり)、3Dキャラクター投稿・共有プラットフォーム「VRoid Hub」に対応しています。
バージョン1.0では、新機能が追加されたり、細かく設定ができるようになるなどの改善がされています。
また、この改善点や新機能について、ワークショップ形式でポイントの解説が9月23日にオンラインで実施されました。
SpringBoneのコライダとしてカプセルコライダを使用可能になりました
標準ライセンスが明確になり、VRMパブリック・ライセンス文書1.0が策定されました
標準ライセンスの明確化と合わせてライセンス条件フラグが細かくなりました
ローカル軸の保持が可能になり、正規化強制条件が撤廃されました
HDRに対応しました
表情の標準定義が追加・整理されました
VRMワークショップとして9月23日には、
「VRM1.0を使ってみよう!新しくなったVRMのポイント解説」
が生配信されました。
本番組は、VRMコンソーシアムYoutubeチャンネルにて公開されています。
チャンネル:VRMコンソーシアム公式チャンネル
VRMコンソーシアムが、3Dアバター向けファイル形式「VRM」のバージョン1.0を正式にリリースしました。
また、9月23日にはVRMが1.0でどのように変わり、どのようにセットアップすればよいのかを、識者がわかりやすく解説するオンラインワークショップ形式で生配信が行われました。
この番組は、公開されているので、興味がある方は是非チェックしてみてください。
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