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今回設置された「歩行型避難体験VR」は、建物内で起きた火災から制限時間内に脱出する”避難体験VRシリーズ”と、歩行型VRデバイス”KAT WALK”を組み合わせた「自分の足」で歩いて避難を体験できるコンテンツです。
火災現場では、煙を吸わないよう姿勢を低くして移動するなど瞬時に判断と適切な避難行動が求められるものの災害を再現して実際に体験することは難く、VRを用いて疑似的に体験することで正しい知識の習得や防災意識の向上につながります。
防災をはじめとした安全教育は、
・自治体
・教育機関
・消防
・企業
など多方面で行われており、研修などの用途でVRの導入が検討されています。
従来のコントローラーを用いてVR空間内を移動するコンテンツと異なり、実際に歩行しながら避難することで、よりリアルな体験が可能となります。
歩行型のコンテンツでは体験者の転倒防止や、一定のスペースを用意しなければならないなどの課題もありましたが、今回KAT WALKを用いることでそれらをクリアしています。
このコンテンツでは、体験者自身の足でVR空間内を360度自由に移動することができ、
・靴下
・革靴
・ブーツ
など自身の足元の環境を自由に変更することもできます。
さらに最新の衝撃吸収表面が採用されており、長時間の体験でも体験者の膝を保護するようになっています。
また最先端の非接触センサー技術も導入されており、正確な足の追跡や頭と体の独立した動き・少ない遅延も実現されていて、身長140cm以上から体験できるなど、さまざまなボディタイプにも対応しています。
開発元の理経社は、防災分野に特化したVRの知見を持っており、「避難体験VRシリーズ」を数多くの自治体へ導入しています。
一方でREDEE側は防災分野の安全教育ができるコンテンツ導入を検討しており、「歩行型避難体験VR」はVR空間内を自分の足で歩いて体験ができる点が高く評価されたこともあって、今回の導入につながっています。
理経社では今回の「避難体験VRシリーズ」をREDEE来場者に体験してもらうことで、自治体や消防・企業などあらゆる業界の安全教育に貢献することを目的としており、さらに水害や地震など開発したVRコンテンツと、KAT WALKとを連携させたソリューションの販売・展開を進めていくということです。
本サイトでも紹介している注目の施設「REDEE」のHTC VIVE VR体験エリアに、歩行型デバイスとの連携でよりリアリティのある避難体験を可能にしたコンテンツ「歩行型避難体験VR」が導入されました。
このコンテンツは、歩行型VRデバイス「KAT WALK」と連携したソリューションで、VR空間内を「自分の足」で歩いて避難する体験が可能です。
子供の頃、煙の充満した空間を歩く体験をして、煙の怖さを学ぶことができましたが、最先端のVRを活用することで、火災現場を疑似体験できるのは、いざという時に役立つ防災教育となりますね。
参考:デジタル教育施設「REDEE」に新コンテンツ追加!VRで様々な“学び”を体験へ
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