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今回開発されたデモ体験用アプリは、日本Nreal株式会社が公認する日本初のNreal Air向けARアプリです。
今回開発されたアプリは、
・地域観光
・リモートワーク
の2つをテーマにしており、ARを使ってマップや観光ガイドを手にすることなく観光地を巡ことができる体験や、まるでその場で一緒に話しているかのようなリモートコミュニケーション体験を楽しむことができます。
コロナ禍で都市部だけでなく、地方も含め観光産業全体が落ち込んでいるのが現状で、そういった背景からARを使って観光を盛り上げることを念頭に、今回の体験は設計されました。
初めて訪れる観光地では、スマートフォンのマップや観光ガイドなどを手に目的地へ向かうことが一般的であり、手元の情報に視線を移しながらの移動では、せっかくの観光を十分に楽むことができないのも事実です。
今回のNreal Airを使ったAR観光アプリでは、周囲360度に観光スポット情報が表示され、目的地まではARによるナビゲーションでスムーズに移動することができます。
デモ体験では、観光地と『出会う』までの一連のフローが疑似的に楽しむことができます。
2つ目はのアプリでは、コロナ禍で注目されている「リモートワーク」をテーマにAR体験が提供されています。
複数でのミーティングから、一人でアイデア出しをするセルフ・ブレインストーミングに至るまで、ARを通じてより便利かつ効率的に次世代の働き方を楽しみながら、疑似的に体験できます。
新型コロナウイルスのパンデミック前には、オフィスの会議室で直接同僚や上司と対面でポストイットを貼ってアイデア出しをしたり、参考となる画像や動画をその場で確認してインスピレーションを膨らますコミュニケーションを重視した働き方が可能であった一方、今では複数人で対面でのやり取りが難しくなり、以前のような働き方をするのが困難になっています。
そういった背景から、Nreal Airを使い360度の空間にデジタルポストイットや画像・動画情報を貼り付けて一人でのアイデア出しや、複数人のディスカッションができるAR空間が設計されました。
スマートフォンやパソコンのような限られた画面上で作業をするのではなく、周囲の空間を全て使いながら情報を貼ったり・残すことで、アイデア出しがスムーズに行えたり、ポインターと音声会話機能を使って同じ空間にいる人とディスカッションできるような体験がデザインされています。
また、企業が導入する社内ツールとしての利用だけではなく、プライベートシーンでも遠く離れた場所にいる友人や家族と一緒に昔の写真を眺めたりする、リモート・コミュニケーションツールとしての活用も可能です。
MESON社は、今回のNreal Airの製品デモ体験用アプリを通じ、Nreal Air本体の日本市場普及およびAR分野そのものの市場認知を目指しています。
今後は体験用アプリの実用化も踏まえ、実際のビジネスシーンや観光地でも活用できるようにサービス内容のアップデートされる予定です。
「Nreal Air」は、わずか約79gという軽量でコンパクトなデザインが特長のNreal Ltd.により開発されたARグラスで、レンズ越しに現実の風景に重なるようにデジタル情報が表示され、拡張現実の世界を楽しむことができます。
「Nreal Air」は対応するスマートフォンなどと接続し、ミラーリングすることで、動画やWEBブラウザなどのコンテンツを、まるで130インチの大画面で見るように楽しむことができます。
さらに、対象となる一部のAndroidスマートフォンでは、Nreal社が開発した3Dインターフェースアプリケーション「Nebula」の利用も可能です。
ARグラス内に生み出されるVR空間上において、複数のコンテンツを同時に映し出す「MR Space」機能も利用することができ、「動画を見ながら友人とコミュニケーション」といったマルチタスクを効率的に楽しむこともできるようになります。
MESON社は、次世代リモートワークおよび地域観光をテーマに、3月4日にNTTドコモ社から発売された新型ARグラス「Nreal Air」に対応した日本初の本格ARアプリをドコモと共同開発し、全国ドコモショップに設置される体験コーナーで提供を開始しました。
次世代のデジタルデバイスとして注目を集めているARグラスですが、今回発表された体験アプリは、ARグラスが日常使いされるようになった生活シーンを想定し、どのようなサービスが普及するのかを考えて開発されています。
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