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発表によると今回の協業により、ソニーとNiantic社は両社が持つ技術を掛け合わせ、ヘッドホン向けに視覚だけでなく聴覚でもARを楽しめるゲーム体験の実現をめざしていきます。
第一弾の取り組みとして、同日ソニーが発表した常時装着型のヘッドホン「LinkBuds」を使ってNIantic社のゲーム「Ingress」で音のARを楽しむ開発を進め、2022年内の提供開始をめざしているとのことです。
「LinkBuds」は、
・現実の世界を遮断することなくクリアなオーディオ体験ができる
・充電やスリープ以外の目的で外れないように設計されている
といった特徴があり、現実世界の音を取り入れつつ、あらゆるタイプのAR体験やARモバイルアプリゲームに没頭するための完璧なデバイスになっています。
また、「Ingress」は位置情報とAR技術を利用して現実の街を使った陣取りゲームを行うNiantic初期の作品で、今でも根強い人気を誇る作品です。
ARというテクノロジー全般にとってもソニーとNiantic社の協業は大きなインパクトを持つ可能性があります。
かつてBose社がオーディオARグラスを開発し2018年のSXSW(サウスバイサウスウエスト)で発表し話題になりました。
結局Boseは2020年にオーディオARグラスの製造を中止して以来、表向きオーディオARという分野はほとんど手付かずという状況です。
とはいえ、ゲームや職場、あるいは日常生活でオーディオARがどのようなことを実現できるのか、複数の企業で検討されてきました。
Niantic社のCOO(最高執行責任者)Megan Quinn氏は自身のツイッターで以下のようなコメントをしています。
現実を拡張することは、見るものだけでなく、聞くものについても重要です。オーディオARは初期段階にあり、私たちは強い関心を寄せています。
引用:Twitter
ソニーとNiantic社の協業が発表されました。
この協業によりオーディオARの開発・提供を目指していくとしています。
これまでARは視覚的なものが中心となっているため、視覚に障害がある人などはARを楽しめない状況が続いてきました。
オーディオARにより目が見えなくてもARを楽しむことができるようになってくるのではないでしょうか。
ARがどんな人でも楽しめるテクノロジーに進化していく上で、ターニングポイントになる話題かもしれませんね。
ソース:ソニーニュースリリース
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