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今回制作された「国譲り神話AR」と「日本遺産~日が沈む聖地出雲 夕日VR」は、凸版印刷社が2016年より展開している体験型VR観光アプリ「ストリートミュージアム」にて、2021年11月9日から公開されています。
この「ストリートミュージアム」は、VRとGPSを組み合わせた体験型VR観光アプリで、スマートフォンやタブレット端末の位置情報と連動し、現存しない城郭などの史跡を高精細で色鮮やかなVRコンテンツで再現させ、その場所ならではの歴史体験が可能となっています。
近年、自治体や商業施設などにおいて、ARやVRなどの技術を活用して地域の文化資産をデジタルアーカイブ・コンテンツ化して、歴史理解の促進や新たな観光資源として活用する取り組みが広がっており、またコロナ禍により、今までとは異なる技術を活用した新たな観光体験を提供する取り組みも広がっています。
「国譲り神話AR」と「日本遺産~日が沈む聖地出雲 夕日VR」は、そういった背景から凸版印刷社がこれまで培ってきたARやVR技術により観光資源を活用して制作されています。
この2つのVR・ARコンテンツにより、稲佐の浜および出雲日御碕灯台周辺の観光客数増加を目指しています。
「国譲り神話AR」「日本遺産~日が沈む聖地出雲 夕日VR」は、「国譲り神話」の舞台となった稲佐の浜を訪れ、「ストリートミュージアム」を起動するとそれぞれのコンテンツを体験することができます。
オオクニヌシノカミとタケミカヅチノカミのARコンテンツを、様々な角度から眺めて楽しむことができ、またオオクニヌシノカミとタケミカヅチノカミと一緒に記念撮影することもできます。
「国譲り神話AR」には、地面認識AR機能が搭載されているため、端末のセンサによって地面を認識し、地面の上にCGを表示させ、アニメーションを動かします。
従来のGPSセンサのブレによるCGの揺れが起こりにくいため、あたかもそこにオオクニヌシノカミとタケミカヅチノカミが存在するかのような臨場感ある鑑賞体験を実現しています。
悪天候の日や現在のように護岸工事中の稲佐の浜であっても、「日が沈む聖地 出雲」の美しい夕景を、スマートフォンやタブレット端末で体験することができます。
「日本遺産~日が沈む聖地出雲 夕日VR」では、日本遺産の「ストーリー」の重要な要素「夕日」をベストポジションで体験できます。
古代の出雲の人々は夕日を神聖視し、畏敬の念を抱いていたと考えられており、「国譲り神話」の舞台となった稲佐の浜や古くから「日」に縁がある岬として広く知られていた日御碕の夕日を、360度画像と日没の様子を撮影したタイムラプス映像で、体験することができます。
「ストリートミュージアム」は、GPSと連動して訪れた史跡などの在りし日の姿をVRコンテンツで再現し、歴史体験ができる体験型VR観光アプリです。
旅行者は本アプリを利用することでVRコンテンツを通じてバーチャル観光が体験できるほか、音声による解説で理解を深めたり、現在の地図だけでなく当時の古地図を見ながら町歩きを楽しんだりすることができます。
2021年11月末現在、松本城や福岡城など、全国各地の史跡を1つのアプリで楽しめる史跡観光アプリとして39のコンテンツが公開されています。
古事記に描かれた「国譲り神話」の稲佐の浜でタケミカヅチがオオクニヌシに国譲りを迫るシーンを再現したARコンテンツと、稲佐の浜と出雲日御碕灯台で見る夕日のVRコンテンツが制作されました。
本コンテンツは体験型VR観光アプリ「ストリートミュージアム」で公開されており、実際に稲佐の浜を訪れることで体験できます。
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