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「VRoid Studio」は、ピクシブが開発・提供する3Dキャラクター制作ソフトウェアで、ユーザー個々の表現力を活かしてオリジナルキャラクターを簡単に作ることができます。
同ソフトは2018年8月3日にベータ版が一般公開されており、その後ユーザーたちから寄せられたフィードバックと世界的な3Dキャラクターモデルの需要の高まりを受けて、今回正式版の提供が今年10月31日(日)に開始されました。
公式サイトとSteamにて、Windows/mac版共に無料でダウンロードすることが可能です。
このソフトウェアでは人型3Dキャラクターの3Dモデルを作成することができ、5つの特徴を備えています。
本ソフトウェアには顔や身体といった基本的なパーツだけでなく、
・髪型
・服の形
・大きさ
・長さ
などを個別に設定できるパラメータが多数用意されており、それを調整するだけで思い通りの3Dキャラを作ることができます。
ペンツールでカーソルを動かすだけで毛束を作成することが可能で、そこに各種パラメータを調整することで太さや向き・毛先のカールといった、立体的な特徴を簡単に形作ることができます。
また3Dモデルの瞳や服に対して、プレビューしながらリアルタイムに直接テクスチャを描き込んで制作することができる”テクスチャ編集機能”も付いており、ペンツールの筆圧感知に対応していて、さらに搭載されている”レイヤー分け機能”と併せ、本ソフトだけでテクスチャの制作を完結することもできます。
「プリセットアイテム」が50種類以上も搭載されており、1からモデリングをしなくてもすぐに自分のキャラに使うことができます。
髪型やメイク・服などのアイテムを組み合わせて直感的にメイキングすることが可能で、これらのアイテムは自分でアレンジして使用することもできます。
本ソフトウェアを使って作成した3Dモデルデータやテクスチャ・アイテムデータは、商用・非商用を問わずさまざまな用途に利用可能となっています。
ただし、ピクシブや第三者のデータを用いて制作した場合には、そのライセンス条件に則る必要があります。
「VRoid Studio」は多数のアップデートを経て正式版がリリースされており、その新機能が今回紹介されています。
顔のデザインを直感的に編集できる「顔パラメータ」が強化されており、
・目元
・鼻筋
・顔の輪郭
・首まわりの太さ
など、合計約100種類のパラメータが搭載されています。
従来は7種類だった顔パーツのカテゴリも16種類に増やされており、デザインを調整できるポイントがより多くなっています。
また男女で分かれていた素体モデルも共通化されており、中性的なキャラクターなど幅広い表現が可能になっています。
正式版では、形や長さ・丸みなど10以上のパラメータを調節して自由に形を変えることができる「アクセサリー」機能が追加されており、
「メガネ」
「ネコミミ」
「ウサミミ」
を直感的にデザインして装着することが可能です。
アクセサリーは、今後も様々な種類の追加が予定されています。
本ソフトウェアの目玉でもある、3Dキャラのファッション「アバターウェア」の制作も強化されており、今回の正式版では服を組み合わせて複数枚着る”重ね着”が可能になっています。
・シルエットをつくり込む
・コーディネートを工夫
といったことができ、よりこだわった服を作ることができるようになっています。
またアクセサリー機能や重ね着機能を始めとする、各機能紹介やチュートリアル動画がVRoidの公式YouTubeチャンネルに多数アップされており、今後も創作活動に役立つ各種紹介動画がアップロード予定になっています。
さらに、ベータ版で制作したキャラクターモデルの.vroid データを正式版で読み込むことができる”コンバート機能”も搭載されています。
今回の「VRoid Studio」正式版のリリースを記念して、VRoidプロジェクトの新作コンセプトムービー「Your Story」が公開されています。
キャラクターによって紡がれる物語と、それを創り出すクリエイター自身の物語をコンセプトにしており、本ソフトウェアから生まれた3人が生き生きと動く3Dアニメーションムービーとなっています。
ピクシブが提供する3Dキャラクター制作ソフトウェア「VRoid Studio」の正式版が、10月31日にリリースされました。
本ソフトウェアは無料で利用することができ、直感的な操作感と高いカスタマイズ性で誰でも簡単に自由な3D創作を楽しむことができます。
クリエイター垂涎ものとなりそうな本ソフトウェア。
ぜひ利用して自由度の高い3Dキャラ制作を楽しんでみてください。
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