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今回リリースされた「BODY MAP」は、VRの開発販売を手掛けるMAI JAPAN社が開発した医療向けVRソフトウェアで、VR空間内でリアルに再現された人体を自由自在に解剖することができます。
皮膚や筋肉などを自在に取り出して観察することはもちろん、注射針を刺したり断層画像を見たり、また心臓の弁の動きなどを手に取るように理解することが可能です。
従来の解剖学実習やVR実習では、ベテランなどの解剖動作や手順によって決められた方法を”見る”だけであった一方、本製品では体験者自らが気になる部位を、いつでもどこでも、また何度でも解剖することを可能にしており、新しい学習機会を創出しています。
本製品の最大の特徴は、視覚情報以外にも
・触覚
・解剖動作
を搭載していることで、見るだけなく体験者自身が主体となり、思いのままに人体を学ぶことができるようになっています。
それも含めた、以下の機能が搭載されています。
本製品では、教科書だけではなかなかイメージできない人体の解剖を、VR空間内に再現された3Dの人体を使って直感的に解剖して観察することができます。
筋肉や神経の位置関係や走行などを手に取るように把握できるため、習熟度の飛躍的な向上が期待できます。
オンライン授業を行うための機能「クラスルーム」では、学生と講師がオンライン上で同じVR空間に入室し、解剖学の授業を受けることができます。
この機能では、非対面式授業の質の向上をサポートしています。
この機能では、VR空間上で問題を出題してクラス全員の正答率や習熟度を管理することが可能です。
非対面でのコミュニケーションの円滑化を図る機能となっています。
この機能では注射を実際に打って、その内部の様子を観察することができます。
骨にあたるとコントローラーが反応する触覚フィードバックが採用されており、リスク管理の学習にも最適です。
現在のコロナ禍で、医療系教育機関では実習の中止やオンライン授業の実施など、大きな岐路に立たされている現状にあります。
医学部の解剖学実習では少人数制や時間調整を行って対応している一方、看護学部や理学療法学部などでは義務であるにもかかわらず解剖学見学が中止になっています。
これらの実習は、卒業後を想定した重要なカリキュラムの一つとなっており、貴重な機会を奪われてしまった学生たちの将来への不安は計り知れないという状況になっています。
この問題を解決するためにMAI JAPAN社では、「BODY MAP」の医療系教育機関への無償提供を、期間限定で募集しています。
問い合わせはMAI JAPAN社まで。
<応募期間>2021年6月1日~7月30日
<募集機関数>20校
<貸出期間>2021年8月1日から6か月 ※貸出には一定の審査あり
医療用VRソフトウェア「BODY MAP」が、今年6月1日より国内向けに販売・レンタルが開始されました。
本製品には触覚フィードバックと解剖動作が搭載されており、VR空間内で体験者自らが3Dでリアルに再現された人体を解剖し、部位1つ1つを思うがままに観察することができます。
コロナ禍で実習機会が減っている医療教育機関には、垂涎もののソフトになりそうですね。
また今までの実習とは違って、医学生1人1人が思うままに観察できるのもポイントになりそうです。
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