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今回NTTが提供するソーシャルVR「DOOR」を導入し、VRでのオンライン授業の開始を決めた学習塾「RAKUTO」は、「近未来を生き抜く探究脳を」をコンセプトに、小学生向けの探究授業を行っています。
「DOOR」を使ったオンライン授業を2021年5月より導入するのは、低学年向けオンライン授業の
・HOPクラス
・STEPクラス
で、より臨場感のある双方向性の強い授業の展開が予定されています。
オンライン授業は、コロナ禍の昨年から今年にかけて多くの学校や学習塾が実施してきましたが、自宅で簡単に授業が受けられる手軽さがある一方で、対面授業に比べて集中しにくいという課題があります。
従来のオンライン授業は、PCの画面に講師や参加者の顔がずらりと並ぶという平面的なものになりがちで、特に集中力の続きにくい低学年層に関しては保護者からの不安の声も上がっています。
RAKUTOが行っているオンライン授業では、従来より生徒が自発的・積極的に授業参加しやすい”アクティブ・ラーニング”の授業デザインを取り入れており、それによって低学年向けの「HOPクラス」で120分という、長時間の授業でも集中力を欠きにくいオンライン授業を実施してきました。
今回ソーシャルVR「DOOR」を導入することで、より一層「その場で授業を受けている」臨場感を演出し、授業の場を立体的に、また子供の想像力を掻き立てるような授業となっています。
現状オンライン授業は、「コロナで対面授業ができないから仕方なくオンライン」というふうにどうしても対面授業の代替品と見られがちである一方、VRを導入することで
「一面の海に囲まれて魚の一生を学ぶ」
「星々が輝く大宇宙に浮かびながら太陽系を学ぶ」
など、現実の教室では実現が難しい空間の演出が可能になります。
これによって、教科書に書かれた文体だけでは想像・実感しにくかった学習対象の世界が、本当に体験しているかのように目の前に飛び込んできます。
学ぶ対象のインパクトをより具体的に感じることができれば、もっと学びたいというような子供の学習意欲を駆り立てることが期待できます。
2022年度から新学習指導要領に沿った授業が開始されることが決まっており、本格的に探究型学習が重視されることが文部科学省より発表されました。
社会の変化に伴って、これからの子どもたちに求められる能力の種類や教育のあり方も着実に変化してきている一方で、現在の保護者世代が子供だった頃の教育は、先生が教壇に立ち生徒は授業を聞くだけといった一方向なものであったのが当たり前で、教育が変わったといっても実感しづらいという現状があります。
RAKUTOが展開するオンライン授業は子どもが授業を受けている様子を保護者も一緒に見ることが可能で、教育がここまで変化していることを子世代のみならず、保護者世代も肌で感じることができ、このことがより新しく画期的な教育が社会全体に広まる一助となればと同社は考えているということです。
「DOOR」は昨年11月にリリースされたばかりの発展途上のシステムであることや、低年齢向けVRゴーグルが普及していないなどの理由から、現在はまだまだ完全なVR空間内での授業とはなっていないものの、今後はさらに新しい教育の風を取り入れ、子供達が学ぶことをより楽しめる、興味と意欲を駆り立てていくような授業の展開が予定されています。
小学生のための探究学習塾”RAKUTO”が、NTTが提供するソーシャルVR「DOOR」を使用した小学生向けの探究オンライン授業を2021年5月より開始することが発表されました。
同学習塾では昨年よりオンライン授業を展開していますが、どうしても集中力が続かないという課題があります。
そこに今回「DOOR」を取り入れることで、子どもたちがより没入感を感じ、集中できるような授業を実現可能にしています。
これから展開される、オンライン授業の新しいカタチに注目が集まりそうです。
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