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画像:Road to VR
今回明らかになった特許情報には3つのバージョンを示すイメージ図が添付されています。
ヘッドセットのワイヤレスあるいはスタンドアロンバージョンから、快適さを追求した直感的な調整ができる新しい人間工学的アプローチに至るまで、多くの分野をカバーしたものです。
いずれのバージョンも前面部と背面部に機器がわかれており、ワイヤレスまたはスタンドアロンでヘッドセットを操作するためのハードウェアが含まれている可能性があります。
Valveがヘッドセットとしてケーブルやストラップが移動したり折りたたまれたりする特定の方法に至るまで、そこに記載されているデザインについて詳細に検討していることを示すものです。
3つのうち最初に挙げられたものは、現行のIndexヘッドセットに最もよく似たものとなっています。
かさばる後部セクションとヘッドセットのストラップを調整しやすくするために、補強用セクションが備えられた上部ストラップの新しいダイヤルが特徴です。
画像:Road to VR
公開された3つのバージョンうち、2番目、3番目に登場するバージョンは、よりワイヤレス、スタンドアロンを意識したデザインとなっています。
2番目のバージョンは、ヘッドセットの背面部分がより滑らかに見え、後頭骨の下をつかむためにバネ仕掛けのパッドが突き出ているのが特徴です。
また、3番目のものは後頭葉をつかむための剛性パッドと、サイドストラップとトップストラップを調整するための2つのダイヤルが同じ平面上にあります。
この2つのデザインは両方とも、快適性に加えて、ユーザーの頭からいくらか離れた場所にワイヤレスまたはスタンドアロンコンポーネント用のスペースを作ることを目的にしていると指摘されているようです。
この指摘は、ワイヤレスヘッドセットとスタンドアロンヘッドセットの両方で大きな課題である冷却の問題が関係します。
そして、2つのバージョンのようにヘッドセットの後部をユーザーの頭から離しておくと熱放散のための表面積が増え、熱放散を促進させることが可能です。
こもった熱を逃し冷却を促すことで発揮できるパフォーマンスが向上する可能性があります。
Valveの次世代VRヘッドセットに関係ありそうな特許情報が公開されました。
公開された3つのバージョンではいずれもワイヤレスまたはスタンドアロンを想定したものとなっています。
そのため、次にValveがリリースするVRヘッドセットはスタンドアロンになるのではないかと話題になっているようです。
もちろん公開された特許の全てが製品化するわけではなく、本当にValveからスタンドアロンヘッドセットが登場する保証はありません。
とはいえ、このように詳細なイメージとして特許申請されたということは、少なくともValveが次世代VRヘッドセットの開発に熱心であり、ワイヤレスまたはスタンドアロンに大きな関心を向けていることを示唆します。
これらのデザインが実際の製品として登場して、VR業界を盛り上げることを期待したいですね。
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