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本VRコンテンツは、新型コロナウイルス感染拡大に伴い深刻化する看護師の心理的負担の原因を日々のコミュニケーションを通じて、これまで以上に効果的に汲み取り、改善に繋げ、安定した医療の提供に貢献するために制作されました。
また、本コンテンツは、日本VR医学会をはじめとした専門機関の協力を受けており、医療機関の運営支援事業をおこなう株式会社シーユーシーが主催する「看護部長研修会」に提供されます。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、看護師の心身への負担増加が問題となっています。
政府の協力要請により看護師資格保有者を医療機関へ派遣するなど、看護師の人手不足緩和による身体的な負担軽減と同時に、悩み事や心配事を日々のコミュニケーションを通じて汲み取り、改善する心理的な負担軽減がこれまで以上に必要となってきています。
本コンテンツでは、看護師の心理的負担の原因をこれまで以上に効果的に汲み取ることが可能となるよう制作されています。
NTTコミュニケーションズ(NTT Com)社と関東学院大学では、看護師の心理的負担を軽減することで、安定した医療の提供に貢献しています。
NTT Com:VRコンテンツ制作のプロジェクトマネジメント
企画されたシナリオのVR化
VRシステムの設計・構築・運用
関東学院大学:VRコンテンツのシナリオ企画
研修の実施手法設計
研修の実施調整
日本VR医学会:VRコンテンツのシナリオ企画協力
CUC:本研修の主催
本コンテンツでは、看護部長が看護師長と行う面談を事例とし、上司が部下に対して行う『良いコミュニケーション』『悪いコミュニケーション』を体験することが可能です。
受講者は視点の切り替えにより、看護部長と看護師長のそれぞれの目線で面談を追体験することができます。
質問の仕方や話の聞き方など相手の悩み事や心配事を効果的に汲み取るために有効なコミュニケーションスキルが自然と身に付く体験内容となっています。
身に付けたスキルをもとに部下である看護師とコミュニケーションを取ることで、心理的負担の原因を見つけ出し、それを改善することで、看護師の心理的な負担を軽減することができます。
VRを活用することで、従来の座学形式の研修に比べ、現実さながらのコミュニケーションを体感できるため、これまで以上に高い学習効果が期待されています。
本研修は、看護部長、看護師長のマネジメントスキル向上を目的とした管理者向けの研修です。
その一環として、看護師の悩み事や心配事を効果的に汲み取るために有効なコミュニケーションスキルを本VRコンテンツで実習します。
実施日:2021年1月23日
受講者:CUCが運営支援する病院に勤務の看護部長
会場:講師、受講者の勤務先(病院、大学)もしくは自宅を、オンライン接続して実施
本研修で使用したVRコンテンツのシナリオ企画に協力した日本VR医学会 小山理事長、同じくシナリオ企画と研修の実施手法設計、調整を行った関東学院大学看護学部の金井教授、本研修の主催であるCUC社から、VR研修が認知に与える影響についてのコメントです。
日本VR医学会 小山博史 理事長
VR技術は当事者体験(一人称体験)を可能とする技術です。
動画でも同様のシーンを見ることができますがVR技術の場合には当事者の視点で体験することが特徴です。
自分があたかも当事者になったような錯覚を覚えます。そのため当事者の心理や情動反応への理解を深める効果が期待できます。
一人称VR技術は言わば当事者体験型教育を可能とする新しい教育法と言えるでしょう。
関東学院大学看護学部 金井Pak雅子 教授
VRによる学習は、ビデオと異なり没入感が得られるため、その効果は大いに期待できます。
特に、面談の場面では、相手の表情などを細かく観察することや、心の声を文字であらわすことにより、考える視点が広がります。
一人称VRでは、本人になった気分をよりリアルに味わえるので、教育・研修効果が期待できます。
このプログラムを通して、看護管理者として自身の面談スタイルを振り返ることができます。
引用元:プレスリリース
NTT Com社と関東学院大学は、本研修で使用したVRコンテンツを2021年3月27日に予定されている第2回目の研修会にも提供する予定です。
新型コロナウイルス感染拡大により急速に変容する社会を支え続けていくために両者は引き続き連携し、医療分野の課題解決に貢献していくとしています。
報道でも繰り返し伝えられているように医療従事者の方の負担はとても大きなものになっています。
特に看護師の方の心理的な負担は増加する一方であると推察されます。
この心理的負担を少しでも軽減するために、管理者である、看護部長・看護師長向けのVRコンテンツが制作されました。
実習をするのが難しい状況で、いつでもどこでも一人で研修が受けられるこのVRコンテンツが有効にかつようされ看護師の方の負担軽減につながることを期待します。
ソース:プレスリリース[@Press]
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