PSVRも発売され、初週販売台数は5万台程ではないかとの情報もあります。対抗馬になるかと思った「Nintendo Switch(旧NX)」からはVRなどの発表はなかったですね。


今週も様々なゲームをビジネス視点でぶった切っていきたいと思います。今後のVRコンテンツビジネスの参考になればと思っております。


今週の「ContentsBank 」一気読み!



RunningJoe(ランニングジョー) 総合評価:D


主観視点でのプレイ、コース数やゲームモードのボリュームアップ、スピード感の上昇、これらをコンシューマのレースゲームに近づけていくことによってクオリティが上がっていはずである。


ボリュームのなさが寂しい。幻想的なレーシングミニゲーム「RunningJoe」



360デート おさななじみ 総合評価:B


サウンド・画質の完成度は高いが、360度カメラで撮影した映像は少し現実とは違う見え方に感じる。リアルな距離感で映像を見ることができるようになれば、没入感がさらに高まるようになるだろう。


青春ドラマの主人公目線で女の子とデートができる”360デート おさななじみ”



Alveari (アルヴァーリ) 総合評価:C


ステージも一種類で不完全なバージョンである本作が、正式バージョンでリリースされるまでに、他のVRアクションゲームと並べるほどの魅力を不随すること出来るのかが今後の課題になるだろう。


”Alveari”グラフィックのクオリティーを、効果音のチープさで下げ没入感を損なっている。



サイバーダンガンロンパVR 学級裁判(サイバーダンガンロンパブイアール ガッキュウサイバン) 総合評価:B


既に有料の製品版を待ち望む声も多く、コンテンツボリュームを増やしたら利用ユーザーの増加間違いなしの、これからの展開が楽しみなゲームだ。マネタイズもしっかりできるであろうと思われる。


ハイスピード推理のアクションゲーム”サイバーダンガンロンパVR 学級裁判”



Supa Kila Monsta Hunta(スーパ キラ モンスタ ハンタ) 総合評価:E


本作は確かにグラフィックも荒く作り込みも甘いが、単純なアクションだけでなく、ストーリー性や、RPGのような育成要素を付加すればビジネス視点でも開花する素材だと思う。今、VRゲームには長く楽しめるコンテンツが足りていないとこを突き抜けるとチャンスがあるのではないか?


武器の種類が豊富。砂漠の遺跡を探索するハクスラ・アクション「Supa Kila Monsta Hunta」



Don’t be Afraid –Biohazard®×L’Arc-en-Ciel on PlayStation®VR- 体験版 総合評価:C


これは体験版なので、製品版をただただ期待するにつきる部分が強い!


PSVRでL’Arc-en-Cielに大接近、“Don’t be Afraid “で映像音楽を先行体験



Soldiers of Heaven VR (ソルジャーズ オブ ヘブン) 総合評価:E


アイディア自体はユニークで素晴らしいが、ゲームとして成立させることができない限りアイデアだけではビジネスでの成功は厳しいと思われる。


不具合が多く、インタラクションが低い。戦場カメラマンとなり、戦場を録画する。”Soldiers of Heaven VR”



サマーレッスン:宮本ひかり セブンデイズルーム 総合評価:D


本作はゲームを分割して売る手法をとっていて、発売前からの話題性で評価も一応は高いが、今現在確認されているバグの修正やキャラクターの実在性を高めるなど多くの工夫をしなければおそらく次のコンテンツを出したころからユーザーに飽きられてしまうだろう。個人的にはこの手のゲームで解像度を落としてしまったのは影響が大きいかもしれないと思う。


独自性・話題性が高いだけに作りがやや雑な点が惜しい「サマーレッスン:宮本ひかり セブンデイズルーム」



Airship Commander(エアシップ コマンダー) 総合評価:E


スチームパンクな時代の空中戦は「天空の城ラピュタ」「紅の豚」等、日本人にも馴染み深い題材なだけに非常に残念だ。

アーリーアクセスとのことなので今後の改善に期待したいが、アーリーアクセスとしてリリースする事でユーザーが戻ってこない事も多い気がする。


アーリーアクセスで1000円は高すぎるフライトシミュレーション「Airship Commander」



バットマン:アーカム VR 総合評価:B


バットスーツを着れる点がVRならでは。バットマンになれる要素が人気の秘訣。アーカムシリーズを強く意識しているが、続編というニュアンスはなく、VRゲームをとりあえず遊んでみたいという人にでも遊べるようにわかりやすいシナリオとVR特有の自分目線で見て物語を感じるナラティブ性に富んだ作品だといえよう。日本にも素晴らしいIPが沢山あるので今後に期待したい。


バットマンになりきれるアクションVRゲーム”バットマン:アーカム VR”



PitchFork (ピッチフォーク) 総合評価:E


ガイドとなるイベントがあまり起きないことや、道具が少ないことなどから、ストーリー展開を掴みにくい。理解を促すオブジェクトやイベントをさらに増やすことで、ストーリー性やゲーム性が増しより多くのユーザーの獲得につながるだろう。


舞台となる農園は迫力満点ながら、展開に欠けるアクションアドベンチャー「PitchFork」



Fly to KUMA (フライ トゥー クマ) 総合評価:C


コロプラ発のVRパズルゲーム。青いブロックをつかみ移動・回転し、クマがゴールまでたどり着けるように道をつくる。

よくつくられていて面白いゲームだが、VRで体験できることとしては物足りなさがある。パズルゲームとVRとは親和性が低いので難しい部分が現れている。まだまだVRで遊ぶ女子がいない中で「可愛いクマ×パズル」はターゲット層の見誤りも感じる。


ブロックを利用して安全な道をつくり、クマをロケットまで誘導する”Fly to KUMA”



FILE 9 (ファイル 9) 総合評価:D


既にビジュアル的なリアリティは十分なレベルに達している本作は、シューティング部分に新要素が追加されるだけで、十分魅力的なVRコンテンツになる可能性を持っている。



アイドルマスター シンデレラガールズ ビューイングレボリューション 総合評価:D


特筆出来るような独自性や素晴らしい技術があるわけではない。今後の課題として、独自の体感性や、PSVRならではのシステムの追加などで独自性をいかに出すことができるかが今後の課題となるだろう。


 


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