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同メディアによると、Thalmic Labは2016年9月19日に同社の公式ブログにおいて、1億2千万ドルの資金調達に成功したことを報告した。
出資したのはIntel、Amazonといった錚々たるIT関連企業だ。
同社のの主力商品はアームトラッキングバンド「Myo」で、同デバイスは腕の動きはもちろんのこと、手や指の動きもトラッキング可能だ。
同デバイスの機能を応用すれば、VR空間内で表現力豊かな手話が実現する。
さらに驚きのはOculus TouchもないOculus RiftのDK1(第1開発版)の頃から、同デバイスはOculus Riftとの連携に成功していたことだ。
Thalmic Labの共同設立者であるStephen Lakeによれば、今回調達した資金は「Myoを超える」新製品の開発に使われ、新製品の情報は近日中に明らかにする、とのこと。
ただ、同社の行く末には若干の懸念もある。その懸念とは、Oculus TouchがリリースされることでMyoのようなサードパーティーが開発したOculus Rift対応ハンドジェスチャー・コントローラーが、VR市場から閉め出されることだ。
Oculus社がサードパーティーのハンドジェスチャー・コントローラーを使用不可とするような対応は現時点でとっていないが、来月にもリリースされると噂されているOculus Touchが登場すれば、サードパーティー製コントローラーの存在感が薄まることは否めない。
もっとも、MyoはOculus RiftだけではなくPCやスマホのアプリにも対応しているため、Oculus Touchの登場による影響は限定的だと予想される。
なお、Myoの公式サイトは日本語にも対応しており、公式サイトから購入することもできる。
Myo公式サイト
https://jp.myo.com/
参照元URL:http://uploadvr.com/myo-maker-thalmic-labs-raises-120-million-teases-next-era-computing/
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