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同メディアによると、GoogleはスマホがコントローラーとなるVRヘッドセットの特許を2016年2月に申請し、つい先日の9月15日に特許を発行した。
発行された特許の画像を見ると、スマホを使うモバイル型VRヘッドセットであるものも、既存の類似デバイスのようなレンズ部分にスマホを差し込むのではなく、ケーブルでスマホとヘッドセットを接続する設計となっている。
ケーブルで接続されたスマホはコントローラーとして機能し、いずれはワイヤレス接続になることも予想される。
同メディアは、以上のようなモバイル型VRヘッドセットが持つ既存のVRデバイスと差別化を図れるような特徴について、2点述べている。
ひとつめは、画像を見れば分かるようにレンズ部分にスマホを差し込まないので、ヘッドセットが軽くなることだ。
もうひとつは、既存のVRデバイスマーケットに新たな商品カテゴリーを創出できることだ。
現在のVRデバイスマーケットは、Oculus RiftやHTC社のVIVEに代表される高価なハイエンドVRヘッドセットと、Google Cardboardに代表されるような安価なモバイル型VRヘッドセットのふたつの商品カテゴリーから構成されている。
Googleが特許を発行したVRヘッドセットは、既存のモバイル型VRヘッドセットよりリッチなVR体験が可能でありながら、ハイエンドVRヘッドセットより安価な言わば「ミドルクラス」の商品カテゴリーの代表となるポテンシャルを秘めている。
なお、googleが開発したスマホでもリッチなVR体験を可能とするVRシステム「Daydream」の発表が、来月に行われるのではないかと噂されている。
Daydreamおよび上記の特許が発行されたVRヘッドセットがミドルクラスのVRデバイスとなるか、Googleの動向が注目される。
参照元URL:http://uploadvr.com/google-hand-patent/
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