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VRヘッドセットとヘッドフォンを装着してVRコンテンツに没入すると、まさに別世界を体験できる反面、現実の世界で何が起こっているか分からなくなってしまう。
ドアをノックする音に気づかない程度なら大きな問題にはならないだろうが、もしも悪意ある人物の突然の侵入にも気づかなかったとしたら、無事では済まされないだろう。
オーディオメーカーのHARMANは、アメリカ・サンフランシスコで2016年9月12日から14日まで開催されているTechCrunch Disruptで、HTC社のVIVEを装着していても現実世界の音声を感知できるヘッドフォンを発表した。
発表されたヘッドフォンの仕組みは、VIVEがユーザーを感知できるエリア外から何者かが感知エリアに侵入して来た時に、VRコンテンツの再生音声のレベルを低くして、リアルな世界の音を聞こえるようにする、というもの。
感知エリア外からの侵入者が再びエリア外に出て行くと、VRコンテンツの再生音声レベルを元に戻して、またバーチャル世界に没入することもできる。
感知エリアへの侵入検知に伴うVRコンテンツの再生音声レベルの変化はスムーズに行われるので、リアルな世界の音が聞こえてきてもあまり違和感はないとのこと。
HARMANは同ヘッドフォンを販売することを発表していないが、上記の機能はVRヘッドセットに最適化されたヘッドフォンを開発する際にはぜひとも実装してもらいたいものだ。
参照元URL:https://www.engadget.com/2016/09/13/jbls-everest-elite-cans-let-you-hear-actual-reality-in-vr/
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