サンフランシスコを拠点とするモーションピクチャー企業であるSphericaがVR酔いしない動画を作るための新しいカメラ補正機能を開発した。


spherica-image


360°VRコンテンツにはカメラを固定して撮影されたものと、カメラを動かして撮影されたものの2種類がある。


このカメラを動かして撮影されたものは、カメラがなにかを追いかける、傾く、ひっくり返るなどの動作で生じたブレに頭がついていかず、吐き気などのいわゆるVR酔いを見ている人に引き起こしてしまう。


Sphericaではこのような動きがあるカメラワークでも見ている人がバランスを失うことのない新しいVR動画を作り出そうとしている。



同社はVR酔いをしない動画制作のため独自のカメラブレ補正を開発した。


この技術により、ドローン、ヘリコプター、探査機、頭に取り付けるケーブルシステムなど様々なものとカメラを接続し、VR酔いの原因となるカメラのブレを起こすことなく撮影が可能になる。


彼らの成果はTribeca Film Festicalで公開されたThe Artist of Skid Rowでも確認することができる。



海賊のバトルのシーンでカメラがひっくり返るシーンがあるが、まったく問題なく視聴することができる。


このテクノロジーがVR酔いの激しいスポーツなどの360°コンテンツなどにも利用できるとして、今後の活躍が期待されている。


参照元サイト名:engadget

URL: https://www.engadget.com/2016/09/12/spherica-creates-nausea-free-immersive-video/


Copyright ©2016 VR Inside All Rights Reserved.

情報提供元: VR Inside
記事名:「 VR新企業SphericaがVR酔いをなくす新機能を開発!