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有限会社エムツーは、2Dイラストを滑らかに立体的に動かす技術『E-mote』(エモート)のver. 3.9.4を2018年7月12日(木)リリースしました。
今回のアップデートでUnity標準のVR機能であるUnity XRにも対応するようになっています。
2Dイラストを滑らかに立体的に動かす技術で、キャラクターの2Dイラストからわずかなステップでゲームに使えるアニメーションを作成できるエムツー社独自のエンジンです。
立ち絵のキャラクターの表情、向き、手足の動作を簡単かつダイナミックに動かすことができて、3Dモデルでは難しいイラストの質感をそのまま再現することが可能です。
無償版の『えもふり』では、より気軽に簡単に動画出力することができます。
今回のE-mote 3.9.4では、Unityでビジュアルノベルを簡単に作成できるツール『宴』、Unity TYPE2 SDKの立体視機能を強化しシングルカメラでの立体視描画、APNG出力などへの対応が可能となりました。
Unity TYPE2 SDKへの機能拡張が行われ、マッドネスラボによるUnity用ビジュアルノベルツール『宴』に対応が可能となりました。
E-mote SDK、宴本体、宴のE-mote拡張スクリプトの3つのパッケージを読み込ませるだけで、即座に『宴』でE-moteキャラを使ったノベルの開発が行えるようになります。
ノベルエンジン『宴』E-moteサンプル動画
Unity TYPE2 SDK の立体視関連機能が大幅にブラッシュアップされ、Unity標準のVR機能である Unity XR に対応可能となりました。
これまでは左右の目に対応する2つのカメラを設定する必要がありましたが、シングルカメラ・シングルパスでの立体視ができるようになります。
タイムラインアニメーションの出力フォーマットとして、従来のWMV動画、GIF動画、連番PNGに加えてAPNGが追加されました。
8bit(256色)のGIF動画と比べて32bit(1677万色)フルカラーのAPNGでは、より階調豊かなアニメーションが作成可能になりました。
本来VRが不得手としていたコミックや絵、アニメといった2D表現を、立体的に動かすことが出来るようになりその後も技術は日々進化し続けています。
今回のアップデートでは特に Unity関連での大きな更新がありました。
今後、TYPE1は最低限のメンテナンスだけを続け、E-mote Unity SDKはTYPE2での拡張をメインに行っていくとのことです。
今回VR機能であるUnity XRにも対応したということで、VRを使った作品がどんどん登場しそうですね。
関連サイト:E-mote公式サイト
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