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Catanは発売以来30を超える言語に翻訳され、出荷数は2200万部数を超えるという、世界的な知名度を持つボードゲームだ。
Oculus RiftとGear VRの、2つのVRヘッドセットに対応する予定。
Experiment 7はニューヨークに拠点を構えるVRゲーム制作スタジオで、これまでにも『Magic Table Chess』や『Dungeon Chess』などを開発してきた実績がある。
いずれも「チェス」という身近な題材を使いつつも、ファンタジックな世界観のもとにゲームを再構成し、VR化することによる面白さを追求したゲームに仕上げられているようだ。
今回βテストを開始したCatan VRにも、これらのゲーム開発経験が活かされることになるだろう。
現在Experiment 7の公式HP上には、βテストへのサインアップ用スペースが用意されている。
ただしβテストが開始された一方で、製品版の正式なリリース日がいつになるのかは、依然として不明のままだ。
その代わり、Catan VRの新しいデモ動画が公開された。
動画では机上にカタンが置かれたテーブルの周囲に、4人分の椅子が並べられており、また、椅子の上には各プレイヤーの使うキャラクター画像が肖像画のように配置されている様子が伺える。
またプレイヤーが木材やレンガなどの資材カードを操る様子や、家屋やゲームキャラクターが盤上に出現する様子も描写されており、実際のゲームUIがどのようなものになるかをおおよそ把握することができるだろう。
現在までに明らかにされた情報によれば、Catan VRはオンラインのマルチプレイ対戦に対応しており、またCPUプレイヤーとの対戦も楽しめるようになるようだ。
しかし細かなゲームシステムや、UIの特徴についてまだ公式なアナウンスはなく不明のままだ。
また、Oculus RiftとGear VRだけでなく、今後はHTC VIVEにも対応する予定があるという。
これらに関する情報を含め、さらなる続報に期待したい。
『カタン』の原作者であるKlaus Teuber氏は、プレスリリース中でCatan VRについて以下のようなコメントを残している。
「最初に私が『Magic Table』版のカタンを見たとき、VRによってもたらされたものに驚嘆しました」
「25年前、私が家族と自宅のリビングルームで制作したゲームがVRゲームになる?信じられないことです。私が最初に(ゲーム制作のために)切り抜き作業に取り掛かったり、新たな土地を冒険するという夢を見始めたとき、カタンの世界に実際に足を踏み入れるなんて想像することも出来ませんでした。」
Catan VRには原作の持つ面白みを、VR空間内で上手に表現し、更に欲をいえば、VRならではの面白さを追求することが求められているといえるだろう。
参考URL:
Experiment 7, Road to VR
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