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エアバス・ジャパン株式会社は、日本航空(JAL)、JALエンジニアリングとの協力により、「Microsoft HoloLens」(以下、ホロレンズ)による最先端の複合現実(MR:Mixed Reality)技術を利用した新しい訓練アプリケーションのプロトタイプを開発したことを発表した。
エアバス社では、この訓練アプリケーションによって利用可能な技術の境界を広げ、コスト効率の高い、効率的な訓練、運用ソリューションを提供するとしている。
ホロレンズを利用することによって、あらゆる角度から見ることのできる仮想航空機にアクセスし、航空機の運用に関する特定の作業をバーチャルに体験することができる。
この革新的技術は、インタラクティブな仮想航空機を通し、実機がなくてもいつでも、どこでも、何度でも訓練を受けることができるため、重要なビジネス価値をもたらすということだ。
JALの赤坂祐二常務執行役員は次のように述べている。
「航空機メーカーであるエアバスとオペレーターであるJALの双方がそれぞれ高い専門知識を出し合い、協力することにより実現できた成果であり、訓練方法における新たな時代への一歩を踏み出すことができたものであると確信しています。今後の訓練における新しい業界基準の一つとなっていくことでしょう」
また、エアバス・ジャパンのステファン・ジヌー代表取締役社長は次のように述べている。
「JALとJALエンジニアリングの協力によるこの革新的技術は、私達のビジネス全域に新たな価値をもたらすものだと思います。私達のデータ活用や業務の方法を画期的に変革することは明らかです」
エアバス社は、航空宇宙産業界では数少ない、マイクロソフト社の「複合現実パートナー プログラム」のメンバーに最近加わっている。
エアバス社の持つ複合現実技術に関する専門性がマイクロソフト社に認定されたことで、エアバス社は独自に複合現実アプリケーションの開発を行うことができるようになった。
JALは2013年にA350 XWBを31機(A350-900が18機、A350-1000が13機)と、オプションで25機を発注している。
初号機の引き渡しは2019年の予定となっているとのこと。
エアバス社はA350XWBを導入するJALも含め、世界各航空会社にA350XWBの導入に際して、特定の訓練に利用可能となるよう取り組んでいくとしている。
参照元:エアバス・ジャパン株式会社の発表
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