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同メディアは、先週フランス・パリで開催されていたSony主催のゲームイベントParis Games Weekで発表されたPSVRタイトル「Apex Construct」の詳細を報じた。
同タイトルはParis Games Weekで初めてトレーラー動画が公開されたのだが、そのトレーラー動画を見るとわかるようにVRアクションゲームとして、どちらかと言えばマイナーな「弓矢」がメイン・ウェポンのタイトルだ。
同タイトルを開発したFast Travel Gamesは、同タイトルを以下のように説明している。
「Apex Construct」をプレイすることで荒廃した未来に旅立つと、その未来では人類が無謀な実験を行った結果、無慈悲なロボットが獲物を狙って徘徊しています。
そうした人類の実験から生まれた合成ロボットたちは、荒廃した未来世界を征服しようとしているのですが、そんな世界をプレイヤーは知恵と戦闘スキルを使ってサバイバルします。
「Apex Construct」は、こうした未来世界で一人称視点のアクションとアドベンチャーが繰り広げられるVR専用タイトルとして開発されました。
この未来世界の命運は、プレイヤーにかかっています。というのも、この世界での人類の生き残りはプレイヤーただ一人だからです。
以上のコメントで言及されている「アドベンチャー」的な要素とは、トレーラー動画にあるドアのパスワードを入力したり、何か青いモノがつまったアイテムを金庫から出しているところからうかがうことができる。
同タイトルを開発したFast Travel Gamesは、このタイトルがはじめてのVRゲームとなる。同社は2016年に創業したスタートアップで、2016年には210万ドル(約2億4,000万円)の資金を調達し、現在までに290万ドル(約3億3,000万円)の資金を調達している。
同タイトルははじめにPSVRタイトルとしてリリースされるが、VIVE、Oculus、そしてWindows MRヘッドセットへの対応も予定している。なお、現時点ではPSVRタイトルのリリース日および価格は未定だ。
VRアクションゲームによく登場するウェポンは、ファンタジー的な世界観では剣や魔法であり、SF的な世界観では未来的な銃器となる。弓矢がメイン・ウェポンのVRアクションゲームは、数が少ないながらも存在する。
「Super Ninja Hero VR」は中国のインディーゲーム開発チーム「Wuhan Firegame Co.,Ltd. 」が開発した忍者なりきり系のVIVE&Oculus対応のシューティングVRゲーム。
プレイヤーは忍者になり切って、邪神とクナイか弓矢、二種類の武器から選択して戦うことができる。基本操作は弓矢や銃を使うFPSタイトルに近い操作感でプレイできるので、ゲームセンターのガンコントローラーを使ったシューティングゲームの様にすぐに遊ぶことが可能だ。
モーションコントローラーのトラッキングによる身体の動きを使った体感プレイで充実感も高く、敵キャラクターを狙って倒すシューティング要素と、敵の攻撃を体を反らして避けるアクションゲームの要素の二つを兼ね備え、目まぐるしく緊張感のあるハイスピードアクションで進行するのも本作の魅力。
同ゲームは、SteamおよびOculus Storeよりダウンロードできる。
VIVE &Oculus Riftに対応したVRFPS「Twisted Arrow」は、SF的な世界観ながらもプレイヤーのメイン・ウェポンが銃器ではなく弓矢という独特なゲームシステムを採用している。
同ゲーム内のステージでは、行く手を阻む敵を爆破しながら広大な都市を駆け抜けたり、高層ビルを昇り降りしながら施設内の敵と戦ったりする。地形を利用してヘッドショットを決められる状況を作り出すのも、フィールド上に設置された燃料タンクや爆発物に爆弾の付いた矢を当てて敵の群れを一層するのも、プレイヤーの作戦次第だ。
トレイラー映像でも派手な爆発を確認でき、アーケードゲーム「Time Crisis」の破壊と騒乱を参考にしたことがストアでの説明からも分かる。火薬が多めのゲームでストレスを解消してスッキリしたいときにはちょうど良いゲームと言えそうだ。
「TITAN SLAYER」は、次々と襲いかかってくるオークや巨人などの巨大な怪物たちやモンスターを、剣・弓・銃といった武器を駆使して倒していく、VIVE&Oculusに対応した一人称視点の本格体感アクションゲーム。
武器には豊富なバリエーションがあり、剣と楯というオーソドックスなスタイルで戦うことはもちろんのこと、拳銃や弓矢、ショットガンなども用意され、ゲームを進めていくとアンロックされる。
ゲームを進めるとアンロックされていくので、ついついプレイしてしまう中毒性がある。武器の数だけ戦い方や戦略も異なり、やりこみ要素も抜群。
左右の肩と腰に武器を収納でき、取り出すシステムなので4つまで武器を装備できる。多彩な武器で戦略を作るシンプルながら奥深いゲームとなっている。
VRアクションゲームはVRゲームの王道ジャンルなので、今後も挑戦的な世界観あるいはゲームシステムの独創的なゲームがリリースされることが期待できよう。
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