「ハリーポッター」の原作者であるJ・K・ローリングの最新作「Fantastic Beasts and Where to Find Them(邦題:ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅)」のVR体験がPSVR対応で登場する。


制作はFramestore VR Studioによるもので、Warner Bros. Interactive Entertainmentが本作の出版を行うとのことだ。2017年中のリリースを予定している。


概要


「ファンタスティック・ビースト」の世界をVRで再現


「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」のVR体験版は2016年にGoogle Daydream対応版がリリースされている(日本では未対応)。


「ハリーポッター」のファンタジーな世界観を受け継ぐ「ファンタスティック・ビースト」の世界観を、没入度の高いVRで体験できる本作は、PlayStation VRでも体験可能となる。


PSVRに対応、日本でも配信予定



先日PSVRの新型バージョンが発売され、日本向けのトレイラー動画が公開された。新型PSVRでプレイ可能な様々なタイトルが紹介されており、「ファンタスティック・ビースト」も配信リストのうちに入っている。


Daydream版は日本未対応となっているが、PSVR版は日本でもプレイ可能だ。現時点ではPSVRへの対応のみが発表されているが、将来的にはOculus Rift、HTC Viveへ対応する可能性もある。


「ファンタスティック・ビースト」の世界に没入することが可能


現時点でPSVR版「ファンスティック・ビースト VRエクスペリエンス」に関して多くの情報は公表されていないが、昨年リリースされたGoogle Daydream版のリリース時に、開発元のFramestore VR Studioは以下のように述べている。


J.K.ローリングの最新作にインスパイアされ、Framestore VR Studioは「ファンタスティック・ビースト」のVR体験をGoogle Daydreamに対応して開発することにしました。ユーザーは本VR体験の中で、まるでプレイヤーが映画の主人公になったかのように感じることが可能で、魔法を使って自在に環境を操ることができる魔法使いになることができます。

2017年にリリース予定か


PSVRのトレイラーによると、「ファンタスティック・ビースト VRエクスペリエンス」は2017年中のリリースを予定している。リリース予定日については未公表であり、続報に注目したい。


長編アニメ/映画をテーマにしたVR/AR体験


「Coco VR」(Rift、Gear VR対応)



「Coco VR」はピクサー初となるVRアニメーションであり、これはディズニーの最新作アニメ「Coco(邦題:リメンバーミー)」をテーマにしたVR体験だ。


本作ではフェイスブックの技術を採用しており、よりソーシャル的な要素を重視したVR体験が可能になるとのことだ。視聴者は「リメンバーミー」の世界に没入できるだけでなく、フェイスブックの友達と一緒に作中の世界を探検することが可能になるという。


VRによって映画内の世界に没入できたり、友達と作中の世界で会うことができるなど、これまでは不可能だった映画鑑賞を可能にするものだ。


参考:ディズニーアニメ「リメンバーミー」のVR体験が登場 Rift&Gear VR対応で11月にリリース


「Dunkirk VR Experience」(360度動画)



「Dunkirk VR」はクリストファー・ノーラン監督による、第二次世界大戦を舞台にした映画「ダンケルク」の世界をVR化したもので、作中の印象的なシーンをVRで表現している。


本作は360度動画コンテンツであるためフルバージョンをYouTubeで視聴可能だ。第二次世界大戦中のフランスの陸海空を舞台にした原作の雰囲気を描き出す本作は5分足らずのコンテンツであるが、スピード感あふれる戦闘シーンやカオスシーンはほとんど登場せず、前編にわたってスローな雰囲気が重視されている。


戦闘中に銃撃を受けて海中に沈んでいく兵士や、敵の攻撃を受けて海に墜落する戦闘機パイロットの一人称視点、敵の攻撃に備えているも戦意喪失した兵士たちなどがスローモーションで再生され、陰鬱とした雰囲気の中にある種のインパクトを生み出している。


参考:映画「ダンケルク」の世界をVR体験できる360度コンテンツが登場


「Star Wars: Jedi Challenges」(ARゲーム)


「Star Wars: Jedi Challenges」は、ARヘッドセットを装着して、スターウォーズに登場するジェダイになれるARゲームだ。


プレイヤーは本作のキットに同梱されたARヘッドセットを装着、映画に登場する「ライトセーバー」型のコントローラーを振り回して、AR表示されるダース・ベイダーや銀河帝国軍と戦う、という内容のゲームだ。



使用するARヘッドセットはディズニーとLenovoが共同開発した「Lenovo」というデバイスで、ライトセーバー型のコントローラーとトラッキングビーコンを用いて没入感の高いARゲームをプレイできる。


ヘッドセットを装着すると、部屋の中にダース・ベイダーやカイロ・レンなどの悪役がホログラムとなって現れるので、プレイヤーはライトセーバーを振り回して彼らと戦う。映画のシーンとそっくり同じ場面を、プレイヤー自身が体験してプレイすることができる。


参考:ライトセーバーを振り回せるARゲーム「Star Wars: Jedi Challenges」が登場


参照元:VRFocus Fantastic Beasts And Where To Find Them Heading To PlayStation VR


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情報提供元: VR Inside
記事名:「 J.K.ローリングの最新作「ファンタスティック・ビースト」のVR版がリリース予定、PSVRに対応