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同社は、アメリカの16~24歳の「自分をゲーマーだと思っている」男女524人を対象として、VR・ARとセキュリティに関する意識調査を実施した。以下のその調査結果の注目すべき箇所を紹介していく。
調査対象のゲーマーに、ゲームとの関わりに関する質問を尋ねたところ、以下のような結果となった(本記事トップ画像参照)。
調査対象のゲーマーに将来就きたい職業・職種を尋ねたところ、以下のような結果になった(上の画像参照)。
74%のゲーマーが、「サイバーセキュリティ分野のツールにVRが活用」されるようになったら、サイバーセキュリティを就きたい職業の選択肢に入れると答えた(上の打増参照)。
調査対象のゲーマーに、「サイバーセキュリティ分野のツールがVRとなったら、どう思うか」と尋ねたところ、以下のような結果となった(上の画像参照)。
学校でSTEM(Science、Technology、Engineering、Mathの頭文字を集めた略語:いわゆる理系)系科目を履修しているゲーマーの51%が、ゲーミフィケーションあるいはVRに役立つような科目も履修している(上の画像参照)。
対してSTEMを履修していないゲーマーで、ゲーミフィケーションあるいはVRに役立つ科目を履修しているのは24%だった。
以上の調査結果から、以下のような事実が確認できるのではないだろうか。
まとめると、アメリカ若年層のゲーマーはVR・ARに対して非常にポジティブな感情を抱いており、将来VR・ARを担う人材になる可能性が高い、と言えそうだ。
VR・ARとの関連性は薄れるが、アメリカ若年層のゲーマーを調査した結果、男女でゲームに対する嗜好が異なることが判明した。
・男性ゲーマーはFPSを好み、女性ゲーマーはパズルゲームを好む
・ゲームのモチベーションを男性ゲーマーは対戦に見出し、女性ゲーマーはゲームクリアに求める
VR・ARに関する意識調査は、本メディアでも以前に何度か紹介している。
2017年6月、調査会社ニールセンはアメリカ人の一般消費者を対象としてVRに関する意識調査を実施し、その結果を公開した。その結果は以下の通り。
・VRの認知度は「VR元年」であった2016年では28%だったところ、2017年の調査では51%と2倍近くに上昇
・何らかのVRヘッドセットを購入予定の消費者のうち69%が男性で、31%が女性(上の画像参照)
・VRヘッドセット購入予定者を年齢層で分類すると、25~34歳が27%、10~24歳が17%と「若者層」が購入に意欲的(上の画像参照)
また、ゲーマーと非ゲーマーのそれぞれに欲しいVRヘッドセットを尋ねた時の回答をまとめたのが、上の画像である。非ゲーマーが欲しいVRヘッドセットの1位がGear VRだったのに対して、ゲーマーが欲しいVRヘッドセットはPSVRであった。
VRに関しては、「VR元年」に発表された多くの予測がやや過大評価の傾向にあったものも、VR市場が縮小あるいは衰退したと判断できるような調査結果はまだ確認されていない。最近ではWindows MRヘッドセットが多数リリースされて、年末商戦にはVR市場に大きな動きが期待できる。VRは、まだこれからのテクノロジーであるはずのだ。
ソース:ProtectWise
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