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一人称視点のゲームは、プレイヤーキャラクターの背中を見ながら操作する三人称視点のゲームに比べて没入感が高く、ホラーゲームの形式として人気がある。気味の悪い世界や恐ろしい敵キャラクターとプレイヤーとの距離が近くなるため、より大きな恐怖を楽しむことが可能だ。
この一人称視点のホラーゲームとVRゲームの相性は良く、バイオハザード7のような大ヒット作品も存在している。プレイヤーキャラクターの正面しか見えない(背後から迫る敵の大きな手がかりとなるのは音)という特徴に、ホラーが苦手なプレイヤーはつい何度も振り返ってしまうことだろう。
来年には、このジャンルの人気VRゲームがまた1本増えることになるかもしれない。Kickstarterでクラウドファンディングキャンペーンを実施中の一人称視点ホラーアドベンチャーゲーム『Scorn Part 1 of 2 : Dasein』がストレッチゴールに到達し、VRモードの追加が決定した。
Scorn Part 1 of 2: Daseinは、Ebb Software GmbHがクラウドファンディングサイトKickstarterでキャンペーンを行って開発資金を集めている一人称視点のホラーゲームだ。VRゲームではなく通常のPCゲームとしてプロジェクトがスタートしたが、ストレッチゴールとして「VRレベルの開発」が含まれていた。
このプロジェクトが順調に資金を集めて、当初の目標金額だけでなくVRレベルの開発が行われるストレッチゴールに到達したのだ。
Scornのクラウドファンディングはまだ続いているが、期限は2017年10月10日の午後1時53分(日本時間)までとなっており、残り時間はあと27時間ほどだ。オール・オア・ナッシング方式なので目標金額に到達しなければ支援が行われない方式だが、10月9日時点で既に目標金額は突破している。
目標金額は15万ユーロ(1,982万円)であり、これまでに集まった金額は184,053ユーロ(2,433万円)となっている。目標金額を450万円ほど超えており、追加要素が開発されるストレッチゴールの条件も満たした。
資金の募集期間はまだ1日残っているので、さらに多くの要素が追加される可能性も残されている。
Scornのプロジェクトには、VRレベルの追加を含めていくつかのストレッチゴールが設定されている。
残り時間とこれまでに集まった金額を考えると容易な目標ではないが、この記事を書いている最中にも金額は増え続けている。
現在Scornプロジェクトを支援することで獲得できる報酬には次のものがある。
ゲームを遊びたいだけならティア1で良いので、約2,300円だ。音楽やビジュアルデザインが特に気に入ったならばティア2やティア3を申し込むのも良いかもしれない。独特の画風は、刺さる人には刺さるだろう。
関連グッズも充実しており、印刷されたアートブックはもちろんTシャツ、サントラレコード、大きなキャンバスアートや限定フィギュアも用意される。ティア4以降はデジタルデータだけでなく関連グッズが含まれるため、日本への発送には支援額に加えて20ユーロから35ユーロの配送料が必要だ。いずれも世界中へ配送可能とされているので、申し込むことはできる。
ゲームは英語だけでなくフランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語、日本語版も作られる予定なので、英語が苦手でも安心して支援できる。残念ながら特に低価格の数量限定プランは終了してしまっているが、ホラーゲーム好きならば一考の価値がある作品ではないだろうか。
なお、リリース時期は来年の10月が予定されている。
参照元サイト:Kickstarter
参照元サイト:Road To VR
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