SteamVR Homeにトロフィーとアートワークを飾れるアップデート

SteamVR Homeに飾られたトロフィーとアートワーク

9月22日にSteamVR Homeのアップデートが行われ、トロフィーとアートワークによってSteamVR Homeを飾ることができるようになった他にいくつかの新機能が追加された。

各機能は、SteamVRベータに参加することで利用可能になるという。ベータ機能ということでバグが残っていたり今後仕様変更が行われる可能性も高いが、いち早く新機能を試してみたいというSteamVRユーザはベータに参加してみてはいかがだろうか。

SteamVRベータへの参加

SteamVRベータへの参加に特別な条件はなく、SteamVRを利用しているユーザならば誰でもベータへの参加が可能だ。

これまでSteamVRのベータ版を利用していなかったユーザの場合、SteamVR Homeのカスタマイズを始めとした今回追加された機能を利用するには下記の操作が必要となる。Steamで配信される他のアプリケーションでベータに参加したことがあるなら、そのときと同じ方法だ。

SteamVRのベータに参加するには、まずSteamクライアントを起動してライブラリ画面を開く。

ここでカテゴリがゲームになっているとSteamVRがリストに表示されないため、VRまたはツールに切り替える。すると、リスト内にSteamVRが表示されるはずだ。

次にこのSteamVRを右クリックし、表示されるメニューから最下部の「プロパティ」を選ぶ。開いたウィンドウの一番右にある「ベータ」タブをクリックすると「参加希望のベータを選択してください：」と書かれた欄があるはずだ。

ベータに参加していない場合には「なし-どのBetaプログラムにも参加しない」が選ばれているので、ここをクリックして「beta-SteamVR Beta Update」に変更しよう。

SteamVRベータで新機能を利用して不審な挙動を見つけた場合や要望がある場合には、掲示板を利用すると良い。

SteamVRに関する掲示板はここだ。

Steamは単なるPCゲーム・VRゲームやアプリケーションを購入・管理するだけのツールではない。それらの機能はSteamのメインではあるが、他にもコミュニケーション機能が豊富に用意されている。

今回のアップデートの目玉となるHomeのカスタマイズも、ユーザ同士のコミュニケーションに利用できる機能だ。

所有するゲームを表すトロフィーをSteamVR Homeに飾ることができるようになった。Homeでは、文字通りの意味でトロフィーとして所有するゲームが表示される。

トロフィーラックに並べることで所有するゲームやお気に入りのゲームをフレンドに示すために使ったり、ゲームを起動するためのショートカットとして利用することもできる。トロフィーは装飾として使えるだけでなく、ゲームの詳細へのアクセスやクイック起動のスイッチにもなっているのだ。

また、トロフィーはゲーム内の実績を獲得することでアップグレードされていくという。やりこんだゲームのトロフィーを飾れば、SteamVR Homeを豪華にしていける。

プレイヤーのアップロードしたゲームのスクリーンショットやコミュニティによる人気の作品を、SteamVR Homeを飾るアイテムとして掲示することも可能になる。

一度貼り付けた位置の調整や削除などの操作も自由に行える。

最近のアプリ、フレンドリスト、ルームリストなどを表示するSteamパネルをアートワークと同様に自由に配置できるようになった。

パネルからフレンドやルームにアクセスできるため、Home内の好きな場所にそれらへのショートカットを貼り付けられるということだ。

Steam AudioがSteamVR Homeに統合され、ポジショナルサウンド機能がデフォルトで有効に設定されるという。上下や前後といった音源との位置関係を音によって認識することが容易になる。

SteamVR Homeの環境としてボクシングのリングが追加された。

サンドバッグやダンベルが用意されただけでなく、リング上でトレーニングロボットと対決することも可能になっている。

これらの機能が追加されただけでなく、家具の追加や既存の家具・機能の更新も実施されている。

SteamVRでVRゲームをするだけ、という使い方ならばあまり関係のないアップデートだが、PCのデスクトップをカスタマイズしたり、スマートフォンのホームアプリを使い比べたりするタイプのユーザならばSteamVR Homeをカスタマイズするだけでしばらく遊べそうだ。

トロフィーを使ってお気に入りのゲームやその達成率をアピールできるのも、やりこみ派には嬉しいアップデートと言えるだろう。

情報提供元： VR Inside