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特に、スマートフォンのカメラアプリを使って自撮りしたり、食べ物や風景を撮影したり…というのは、どこへ行っても見られる日常的な風景と化した。
そんなスマートフォンのカメラアプリの多くで、現在AR技術を使った機能が主流となりつつあることをご存じだろうか?
その中でも、とりわけ海外を中心として話題になっている機能がARカメラアプリ「snap chat」の「dancing hot dog」 だ。
この記事では、「dancing hot dog」 をはじめとして、AR機能をメインにしたカメラアプリについてご紹介したい!
「dancing hot dog」 は、ARカメラアプリ「snap chat」のフィルタのひとつ。
フィルタというのは、カメラアプリで写真を撮影した際に、写真を画像加工できる機能のこと。
「dancing hot dog」 は、AR技術によって背景の空間を把握し、背景に合わせてホットドッグが躍る…というフィルタ。
ホットドッグというのは、そのまんま、パンにソーセージとレタスを挟んでケチャップやマスタードをかけたあのホットドッグ。
目や口が描かれ、ヘッドフォンをかけて…と擬人化されてはいるものの、まんま食べ物のホットドッグだ。
そんなホットドッグが、背景の中で踊っているだけ…といえばそれで終わりなのだが、撮影者によって色んな背景と合わせて加工してみたり、音楽と合わせた動画に仕立ててみたり…と創意工夫してSNSへと投稿、大いに盛り上がっているのだ!
筆者も実際に撮影してみたところ、しっかり格闘ゲーム用のコントローラーであるアーケードスティックの存在を認識。
ホットドッグがブレイクダンスのような動きも見せるため、アーケードスティックの上ということもあって、春麗のスピニングバードキックや、ダックキングのブレイクスパイラルをイメージしてしまい楽しくなってしまった!
これは、加工してSNSに載せたくなる気持ちがわかるかも…。
「dancing hot dog」フィルタが用意された「snap chat」とは、そもそもカメラ&写真加工機能とSNSをカップリングしたアプリ。
おおまかにいえば、「Instagram」のような「写真×SNS」アプリのひとつと言っていい。
ただこのアプリが話題になったのは、写真を撮影する際に顔認識を行い、顔に対して動物の顔パーツつけ足したり、顔を入れ替えたり…といったフィルタ機能。
「dancing hot dog」フィルタはそうしたフィルタの発展形のひとつで、AR技術を使ったものだ。
なお、「snap chat」では個人以外にも企業がライブ配信を行うことも可能になっている。
AR機能を使ったカメラアプリは「snap chat」だけではない。
現在さまざまなARカメラアプリがリリースされており、市場が広がっている状況だ。
そこで、その他のARカメラアプリについてご紹介したい。
「SNOW」もまた、「snap chat」と同様、カメラ&写真加工機能とSNSをカップリングしたアプリ。
「snap chat」のように、撮影した顔にデコレーションパーツをつけ足す機能も用意している。
10代~20代女子に人気になっている理由は、用意されているフィルタにかわいらしいものが多いため。
つまり、機能の差というより、コンテンツ的な差といえる。
「B612」は、LINEがリリースしたARカメラアプリだ。
LINEもしくはFacebookアカウントで使用。
「snap chat」や「SNOW」と同様、撮影した顔にデコレーションパーツをつけ足す機能は用意されており、フィルターや素材のバリエーションが豊富なことが特徴となっている。
「YouCam Makeup」は、顔にキュートなデコレーションを施すことを目的とした「snap chat」や「SNOW」、「egg」とは異なり、メイクアップを施すことを目的としたARカメラアプリ。
コスメブランドと提携したフィルタも提供しており、他の顔認識系ARカメラとは一線を画した位置づけのアプリだ。
AR技術が顔認識や、空間認識を使った写真加工という形で、これだけ日常的なアプリとして広まっている。
これだけ広まっている状況を見れば、Apple社が今後のOSでAR技術を大々的に取り入れようとしていることに納得だ。
さらに、AR技術がOSによって正式サポートされることで、さらに加工機能が進化していきそう。
そうなると、ますますARアプリの市場が広がっていきそうだ。
今後のARカメラアプリに期待したい。
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