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VRといえばゲームを始めとするエンタメ分野を想像しがちだが、医療・EC・不動産などの非ゲーム分野のプロダクトが、海外はもちろん、日本でも注目されはじめている。そんな中、特に短期間でその存在感を増しているのがVR建築ツール「SYMMETRY(シンメトリー)」を開発しているDVERSE Inc.だ。
「SYMMETRY(シンメトリー)」は、リアルタイムに3DCADデータやモデルファイルを読み込み、仮想空間内で編集・出力までが可能なVR制作ソフトウェア。アイコンメニューや3Dアニメーションを使ったチュートリアルなどを実装する事で、直観的に誰でも操作が可能になる”非言語UI”を導入し、日本のみならず海外展開も視野に入れながら開発を行っている。
VR版マインクラフトのようなイメージを持って貰えばわかりやすいだろう。
同社は2度の資金調達を経て、2017年6月の製品版リリースに向け、開発スピードのギアをあげていくためにUnityエンジニアを絶賛募集中のようだ。ただ、Unityエンジニアはゲームなどエンタメ業界に特に多く、非ゲーム分野への転向はハードルが高いと思われがち。
そこで、今回はCEOの沼倉正吾氏を始め、実務を行っている中野氏、松岡氏2名のエンジニアの方にもお話を聞き、求めている人物像や実際の業務フロー、社内の環境や雰囲気などを伺ってきた。
—-まず、開発体制について教えてください。
沼倉氏:詳しく説明すると経営側が3名、デザイナーが1名、エンジニアが3名、3Dモデラーが2名の全9名体制ですね。
現在、デザイナーが1名で自社サイトの更新やプロダクトのUI設計などを一任している状態なので、将来的にはここも増やす予定ですが、まずはプロダクトの開発スピードをあげるためにも、フロントエンドエンジニアの採用を強化しています。
—-エンジニアを採用する際、特に重視しているポイントを教えてください。
沼倉氏:当たり前ですが、まず我々はUnityでプロダクトを開発しているので、Unityを扱えるのが大前提で+α実務経験があるとなお嬉しいですね。
人物像的には、VR自体が新しいジャンルなので、休日などでも自発的に勉強しながらプログラミングするような行動力のある方。裏を返せば、いわゆるサークルプログラマーだと弊社は楽しくないかもしれません。なぜなら我々は一人一人の意見を重要視していて、単純に仕様書通りに作るのではなく、各自が提案しながら、チーム全体でプロダクトを開発するスタイルを取っているので、”サービスを私が作っている”という想いを持てる方と一緒に仕事がしたいと思っているからです。
—-実際の業務はどのような流れで行っているのでしょうか?
沼倉氏:基本的にはCTOの高田が仕様書を作成し、各担当に落としていく形にはなっていますが、現場から意見が出た際は全員のそのアイディアを揉んで、どんな形が最適か議論しながら最適解を導き出すという形をとっています。ですので、かなり現場の裁量はかなり広いですね。
我々は短期間でプロダクトをスケールさせていく必要があるので、裁量が広い分、求められる要求も高まりますが、その分一般の会社より成長スピードは自ずと早くなります。開発スキルを伸ばしたいなど、探求心の強い方に特にもってこいの環境だと思います。
—-Unityエンジニアはゲーム系出身者が多いと思いますが、非ゲームである御社のプロダクトでも過去のスキルは役立ちますか?
沼倉氏:もちろんです。基本的にVRだからと言って開発に関して特別な事はありません。2Dゲームを作るのも3Dゲームを作るのもほとんど変わらないので。もし、そういう部分で興味はあるけど、連絡できなかったという方がいましたら、業務でUnityを使われていた経験があれば全く問題ないので、ぜひご一報ください。
—-なるほど。今後はどのようなスケジュール感で動いていく予定ですか?
沼倉氏:まずは今年、2016年内にベーシック版のβバージョンをリリースし、業界関係者や我々が既にやり取りしている企業に向けて配布する予定です。その後、2017年の年明け早々、2016年度の第4クオーター(1~3月)にはベーシック版を正式リリースし、プロ版を6月にリリースする予定です。
ベーシック版は、設計士・デザイナーなどの方々に対してVRを使って、どのような事ができるのかを認識してもらう、いわばトライアル版でプロが製品版というイメージですね。
ベーシック版のβバージョンでは、ツールの理解と合わせ、実際に利用していただいた方々にフィードバックをもらいながら、製品版のクオリティをあげていくつもりです。やはり使い手によって、ツールの利用方法も変わってくると思うので、その辺のリアルな使用感などをうまく吸い上げ、実装できればと考えています。
よくスタートアップで言うプロダクトフィット、マーケットフィットという作業を行っている段階ですね。
—-スタートアップと聞くと寝る間も惜しんで仕事!というようなイメージを持っている方も多いと思いますが、御社はどうですか?
沼倉氏:我々はスタートアップとはいえ、企業向けのパッケージを販売している企業ですので、寝ないで開発した結果、クオリティーが下がる、というような結果を招きたくはないので、エンジニアの方には休む時はしっかり休んでいただき、スケジュールの中で最大限力を発揮してほしいと思っています。
待遇面も含め、意外と我々はホワイティな企業ですよ。
—-ありがとうございます。続いて、実際に実務を担当されているエンジニアのお二人にお話を伺っていきます。まず、DVERSE Inc.に入社される前はどのような仕事をしていましたか?
松岡氏:私はファッション系ECサイトの構築や運用をやっていて、そのあとフィリピンやインドなど海外でウェブサービスの立ち上げを行った後、日本に帰国したタイミングで弊社の沼倉と会って、インド戻る予定だったのですが、戻らず、結果的にジョインする事になりました。
中野氏:高校3年の時にUnityでゲーム開発を始めたのがキッカケで、ゲーム制作を始めて、その後新卒でゲーム会社に入社にスマホアプリの開発を行っていました。ただ、すぐに私の所属部署が解散し、退社する事となり、次の職場を探していた所、DVERSE Inc.に出会いました。
—-現在はどのような業務を行っていますか?
松岡氏:主にR&Dを担当しており、先月はPERCEPTION NEURON、今月はOculusTouchやHoloLensなど、新しい機材の検証をして報告をあげたり、あとはエンジニアブログの執筆。他にはイベントへの参加などは私が行っています。
最近だとニコニコ超会議向けにホラーコンテンツを制作し、来場者の方に体験してもらいました。直接、お客様から生のフィードバックを貰えるのは非常に楽しかったです。
中野氏:私は入社がまだ浅く、現在はこれまでのモックなどを確認し、どうなっているのか把握することに勤めています。
今後はエンジニアとして「SYMMETRY(シンメトリー)」の開発をβ版リリースに向け、行っていく予定です。
—-中野さんは元々、ゲーム系出身で非ゲームの制作ツールの開発に関わろうと思ったのはなぜですか?
中野氏:特にゲームに縛られていた訳ではなく、自分が面白いと思えるものを作りたいと考えていたので、方向性は少し違いますが、応募しました。
—-入社の決め手は何だったのですか?
中野氏:やはり「SYMMETRY(シンメトリー)」を実際に体験し、その拡張性の高さを感じたからですね。非ゲーム系のプロダクトに触れた事はなかったのですが、実際に体験するとその可能性を非常に感じました。ですので、ぜひ一度エンジニアの方々には体験してもらいたいです!
今回のインタビューを通じて、やはりVRは体験してみないとその魅力が伝わらない。ただ、なかなか「SYMMETRY(シンメトリー)」のような非ゲーム系のVRプロダクトを体験するような機会は少なく、エンジニアの方々に見てもらう事ができない、という事がわかりましたので、いっそ機会を作ってしまおうと考え、今回VR Inside主催で体験会を実施する事にしました!
転職の検討をしているか、どうかに限らず、まずはUnityエンジニアの方に体験してもらいたいと思っていますので、ぜひお越しください!詳細は以下の通り。
開催日 | 2016年8月26日(金)18:30開場 19:00開始 ・19:00 –体験会開催 ・20:00 –21:00 座談会兼懇親会 |
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募集期間 | 8月5日(金)~8月25日(木)21:00 |
会場 | DVERSE Inc.( http://dverse.me/ ) |
アクセス | https://goo.gl/oUfkwS |
入場料 | 無料 |
定員 | ★5名★ |
主催 | VR Inside |
お申込み | –URL– |
対象者 | Unityエンジニア様 |
■諸注意:
・ざっくばらんにお話をしながら、体験してもらう予定なので、★5名★限定の少人数制となっております。予めご了承くださいませ。
・お問い合わせは vrinside@spicysoft.com までお願いいたします。
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