シャットダウンしていたAltspaceVRが復活を発表！

8月3日をもってシャットダウンしていたソーシャルVRプラットフォーム「AltspaceVR」がリバイバルすることをブログで発表した。

AltspaceVRとは？

AltspaceVRはVRでアバターを使い、人と会ってコミュニケーションができる、無料のソーシャルVRプラットフォームだ。

友達と一緒にゲームをプレイしたり、イベントに参加して新しい友達をVRでみつけたりとソーシャルVRの世界を堪能できる。

Holograms Against Humanityというゲームや、ジュークボックス、ペイント、ディスクゴルフなど30種類のアクティビティが用意され、イベントもコメディアンやDJなどのゲストを呼び、定期的に開催していた。

Goggle Daydream View、Samsung Gear VR、HTC Vive、Oculus Riftなど幅広いヘッドセットに対応し、また2Dモードもあるのでヘッドセットがなくてもソーシャルプラットフォームを利用することができる。

Androidでアプリをダウンロードすれば、モバイルビューの2DモードでAltspaceVRにアクセスし、今オンラインのフレンドを確認、これから予定されているイベント情報のチェック、イベント開始のお知らせもできていた。

ソーシャルVRプラットフォームとして、VRの中でも人気のアプリだった。

7月28日にAltspaceVRはプラットフォームを続けていくのに必要な資金調達に失敗したことを理由に8月3日にAltspaceVRを終了させることを発表し、アプリをシャットダウンさせていた。

ブログではプラットフォーム終了についてこう説明されていた。

AltspaceVRはベンチャーバックのスタートアップ企業として、2015年に調達した資金で、ソーシャルVRプラットフォームを提供していたが、次のファンドラウンドを得ることがうまくいかなかったようだ。

この資金調達に失敗したことと、VRマーケットの成長が停滞していることがかさなり、プラットフォーム終了に至ったとAltspaceVRは説明している。

毎月平均35,000人がAltspaceVRを利用しており、ユーザーは1日にだいたい35分ほどAltspaceVRで過ごし、大きなイベントでは1000人ほどのユーザーが集まる。

AltspaceVRはこの状況を現在のVRマーケットのサイズを考えれば、プラットフォームを運営していくにあたり順調な数字だととらえており、AltspaceVR自体の需要がうすれてきたことがプラットフォームシャットダウンの原因とは考えていないと話していた。

実際シャットダウンが発表された次の日に、Oculus RiftインベンターのPalmer Luckey氏がツイッター上で行ったアンケートでは過半数の人がAltspaceVRの続行に賛成している。

Should I try to save @AltspaceVR? (caveat: may not be possible)

—Palmer Luckey (@PalmerLuckey) July 29, 2017

Luckey氏は ”AltspaceVRを存続させるべき？”というツイートをしており、これには5,493人が回答し、そのうち67％がイエスと答えている。

ソーシャルVRプラットフォームとしての人気は高かったと言える。

今回AltspaceVRはシャットダウンから2週間ほどたった8月15日に、プラットフォームをリバイバルさせることを”AltspaceVR is Back”というタイトルでブログで発表した。

ブログではプラットフォーム終了に関して、たくさんの人が資金援助やサポートを申し出てくれたと前置きし、現在AltspaceVRの続行を保証してくれる誰かと話しあいをしている最中だと話している。

そして、AltspaceVRコミュニティに新しい場所を探す必要はないと話しており、AltspaceVRは終わることはないと自信を持って発言できると語っていた。

具体的にどこから資金提供を受けられるのかなど詳細に関してはまったく明らかになっておらず、今回のブログもAltspaceVR続行を知らせることが目的で、詳しいことはまた後日発表されると話している。

AltspaceVRシャットダウン時にアンケートをツイートした、Oculus Rift、Luckey氏は今回の発表もリツイートしているが、OculusがAltspaceVRが言及していたサポーターの一員なのかはまだわからない。

まだ具体的なことが発表されていないので、AltspaceVRの復活も可能性があるだけであって100％確定されたわけではなさそうだ。

資金調達をどこから受けるのかなど、今後の発表に注目だ。

情報提供元： VR Inside