- 週間ランキング
VRゲームやアプリのレビューや紹介で多く見かけるIT用語やゲーム用語はやはり、ゲームやパソコンに詳しくない人からするとあまり聞き覚えのない言葉だと思います。
今回はVRレビューやVRニュースで覚えておくと今後一層理解が深まりそうな用語をご紹介したいと思います。
筆者自身が一番初めにVRやPCゲームの世界に入り込んだ時に目にして、一番気になったワードがフレームレートやリフレッシュレートというワードです。
このワードはPCゲームやVRゲームで画質やグラフィックのクオリティの話をする際に度々目にしますが、画像や画面の繊細さ、比率を示す、解像度と何が違うのか、120や60という数字は大きいのか小さいのかよくわからなかったというのが正直なところです。
実際、VRゲームをプレイする際には、このフレームレートという概念は最も重要視されるべき事柄で、これが大きければ大きいほど現実世界に近しい状態になり、酔いや違和感を軽減し、没入感を高めてくれるといいます。
フレームレートというのは、わかりやすく言えば、動画やゲームを動かす際のコマ数です。動画やゲームの動きというのは複数枚の画像の連続で動きを表現します。
パラパラ漫画に例えるとわかりやすいと思います。コマ数が多ければ多いほど、動きはなめらかになり、現実に近い動きになるというわけです。
フレームレートを示す数字は60fps(frames per second)や120fpsと表記し、一秒間に何枚の画像が表示されるかを示します。つまり、60fpsであれば一秒間の間に60コマで区切られ、120であれば一秒間を120分割して画像表示されるというわけです。
フレームレートの違いがよくわからない!という人はこのような30fpsと60fpsの比較動画などもありますのでぜひご覧になってみてください。フレームレートが多いモノのほうが動きがなめらかで「ヌルヌル」そして少ない方が動きが飛ばし飛ばしになっていて「カクカク」だということが感覚的にわかってもらえると思います。
VRゲームを酔いなく、違和感なく進行させるためには、90fps以上のフレームレートで表示される必要があるといわれています。高解像度データをさらにフレームレート90fps以上をを維持しながら処理しなければならない為、VRを遊ぶには高処理が可能なハイスペックPCが必要になるというわけです。
今までは、高解像度で綺麗なグラフィックのゲームが良いものとされていましたが、最近では一秒一秒の動きをシビアに競い合う競技性の高いゲームをE-sportsと呼び大会を開いたり、高解像度であることが当たり前になってきているので、今フレームレートの大きさが注目を浴び始めています。
リフレッシュレートというのは基本的にはフレームレートと同じ意味合いで使われ、一秒間に何枚の画像が表示できるかを意味します。
リフレッシュレートとフレームレートの大きな違いは使われる「場所」です。フレームレートではPCゲームやVRゲームなどのソフトウェアとPC本体の出力に対し、リフレッシュレートというのはPCモニターやHMDなどの出力される側のディスプレイのスペックを表すときに使用されます。単位もfpsではなくhz(ヘルツ)を使います。
わかりやすく例えると、PCがたとえ優秀で高解像度のデータを高いフレームレート、例えば100fps以上の数値を出せるとしても、HMDやPCモニターが60hzのリフレッシュレートだとすると、送り込まれるデータは一秒間に100枚以上でも実際に表示される画面は60枚以下ということになります。
ちなみに通常事務で使われるPC用モニターが平均30~60hzで、ゲーマー向けの非常に高価なゲーミングモニターが100~200hz前後、HTC VIVEとOculusRiftのリフレッシュレートはそれぞれ酔いにくいといわれている90hzで、GearVRが75hz、PSVRがなんと!120hzだといわれています。
ここまででVRのスペック表やレビューなどで度々登場するワードのフレームレートやリフレッシュレートの意味、そして違いを理解してもらえたとお思います。
ココからはその他にもVRニュースを読む際に知っておくともっと理解が深まりそうなゲーム用語やIT用語をご紹介したいと思います。
トラッキング:トラッキングは、VR空間にユーザーが入り込み、体の動きや首の動きに合わせて見える画面や角度が変わるようにPC側がユーザーの動きを追跡する機能の事です。
例えばHTC VIVEはLighthouseと呼ばれる方式でトラッキングを行っていて、ロケーションベースと呼ばれる機械が部屋中を人には見えない赤外線の光で照らし、モーションコントローラーやHMDに内蔵されたセンサーがその光を拾うタイミングで位置関係を感知します。
キャリブレーション:キャリブレーションとは、先ほど説明したトラッキングを行う際に画面で表示されている位置関係と実際の位置の差を減らすために、較正を行うことを言います。
わかりやすく例えると、重量計でお皿に乗ってるものだけを図りたいときにお皿を載せて0に合わせるときに似ているようなこと(実際にはもっと高度なことがおこなわれていますが)が起きている思って間違えないでしょう。
Copyright ©2017 VR Inside All Rights Reserved.