- 週間ランキング
CAPMPFIREに掲載されている情報によれば、今回のフェイスクッションのコンセプトは「仮想現実をより快適に楽しむ、着け心地のよいクッション」とのこと。
通気性や抗菌性を考慮したレザー&メッシュ素材のフェイスクッションとして仕上げられているという。
前述の通り、YAXIはヘッドホンのイヤーパッド開発を多く手がける会社。
ヘッドホンをより良く利用するために素材や形状を吟味した上で装着感の向上を追求し、独自の音響品質を提供するようなイヤーパッド開発を心掛けているという。
また今回の製品の共同開発者であるsilvereyeはVRプラットフォーム「ev channel」の提供、開発やVRハードウェアのレンタルサービスを手掛ける会社。
今回の共同開発により、以降silvereyeが貸し出すVRハードウェアには全てこのフェイスクッションが標準装備されることになるという。
同プロジェクトの目標金額は50万円に設定されている。
募集終了は2017年8月31日で、2017年8月9日現在時点で支援総額は9千円となっている。
支援は3400円から。
YAXIがイヤーパッド開発を通じてこれまで蓄積してきた経験に基づき、HMD着用時のユーザーの快適性を高めることを目的に開発された。
開発時に特に気を付けた点としては、GearVR装着時に生じてしまう鼻の部分とその上部の隙間からの光の侵入を防げるように設計をしたことが挙げられるという。
また本商品には素材別に2タイプのフェイスクッションが開発されている。
一つはイベントや展示会などで複数の人が使用するシチュエーションを想定した抗菌レザー素材のもの。
もう一つは、長時間にわたってゲームや動画を楽しむシチュエーションを想定した、通気性の良いメッシュ素材のものとなっている。
GearVRの使用シーンに合わせて取り換えが可能だ。
リターン品は金額に応じて3種類のものが用意されている。
支援金が3400円の場合、プロテイン抗菌レザー素材を使用したフェイスクッションとメッシュ素材の製品がそれぞれ1セット。
9000円の場合、プロテイン抗菌レザー素材を使用したフェイスクッションとメッシュ素材の製品がそれぞれ3セット。
1万2500円の場合、プロテイン抗菌レザー素材を使用したフェイスクッションとメッシュ素材の製品がそれぞれ5セット発送されることになる。
なおリターン品はクラウドファンディング募集終了時から生産することになるので、2017年10月からの発送となる。
発送までの間、製作状況などがメールで報告されるという。
VRHMD使用時の問題として、HMDとユーザーの肌が直に触れ合うといったことが挙げられる。
1人で使う分には衛生管理もしやすいためそれほど気にならないという方も多いだろう。
しかしイベントや展示会など不特定多数の人が同一のHMDを使用しているような状況で、着用時の衛生対策についてなんの対策も講じられていないとなったら躊躇してしまうのではないだろうか。
この場合もっともポピュラーな対策と言えば、「NINJA MASK」を使用することだろう。筆者がVR体験イベントに取材などに出向いた際は、体験コーナーでは必ずと言っていいほどお目にかかるアイテムだ。
眼の部分だけがくり抜かれたマスク上のアイテムで、使い切りタイプなので処分もしやすくイベント主催者側から見れば使い勝手は良い。
ただしHMD着用者の側から見ると、着用時にHMDと接触するせいでマスクの位置がずれてしまう、などといった難点もある。
この点においてフェイスクッションタイプの対策は「ずれ」を気にする必要がないため、着脱が容易だというメリットを備えているのではないだろうか。
勿論、今回紹介した商品を使用するだけで衛生対策が万全というわけにはいかないだろう。他の衛生対策と組み合わせて活用するのがベストだ。
YAXIは今後もHTC VIVE、OculusRift、IDEALENS等人気のHMD機種に対応するフェイククッションを開発していく予定だという。
続報を待ちたい。
参考URL:
YAXI
https://www.yaxi.jp/2017/07/26/blog034/
CAMPFIRE
https://camp-fire.jp/projects/view/34542
PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000027210.html
Copyright ©2017 VR Inside All Rights Reserved.