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Epic GamesがVRゲームエンジン「Unreal Engine」の4.17アップデートをリリースした。
今回のアップデートでは、スペクテータースクリーンサポートやARキットサポートなど90以上の改良・改善点がUnreal Engineにリリースされた。
メジャーなアップデートは以下のとおりだ。
Xbox One X対応のゲームを開発できるようにXbox One Xサポートを追加した。
Xbox Oneようにコンパイルは必要だが、別々のプラットフォームとして、Xbox One Xように開発をする必要はなく、Xbox Oneように作られたデータでもXbox One Xで使うことが可能だ。
VRスペクテータースクリーンサポートがOculusRift、HTC Viveで追加され、すでにサポートされているPlayStation VRでは機能が改善された。
スペクテータースクリーンとは、VRデバイスに”ノーマル”アウトプットデバイスをつなげることができる機能で、通常はTVやコンピューターモニターとして使われているスクリーンにVRコンテンツを移すことができる。
一人のプレイヤーがヘッドセットを使っている間、ヘッドセットをつけていない人達がプレイヤーが見ているVRコンテンツをスクリーンで見ることができ、ヘッドセットを装着しなくてもVRコンテンツが楽しめる。
PlayStation VRでさきにリリースされたスペクテータースクリーンサポートが改良され、デバグされたモードが全てのプラットフォーム対応で使用可能になった。
新アップデートではARキットサポートのテストバージョンがiOS対応でUnreal Engineに追加された。
このプラグインはAppleのWWDCプレスカンファレンスでデモを見せたWingnutのチームが作ったものが元になっている。
新機能のセットをオフィシャルサポートとして今年の後半に配信開始が予定されているiOS 11にリリースされる前に試すことができる。
このARキットは実験的に今回のアップデートとしてリリースされるので、実際のAPIやインターフェースは今後変わる可能性がある。
シークエンサーでセクションのブレンドができるようになり、スムーズなトランジションが簡単に作れるようになった。
ブレンディングは2D/3Dトランスフォーム、ベクター、カラー、フロートなどで使用できる。
The MillとGeneral Motorsとのパートナーシップで見せたThe Human Race GDC 2017でのデモに続き、新コンポージャーエンジンプラグインが追加され、複雑なリアルタイムコンポジティングパイプラインが作れるようになった。
コンポージャープラグイン機能
エンジン機能:
新イメージプレートアクターでフレームが正確なイメージシークエンスをフルスクリーンでディスプレイすることができるようになった。
参照元URL: https://www.unrealengine.com/en-US/blog/unreal-engine-4-17-released
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