海外メディアVRforcusは、2016年8月1日の記事において、Sonyがアメリカの大学を対象としたプログラム「Sony Research Award Program」を開催することを報じた。



同プログラムは、Sonyがテクノロジーによるイノベーションを加速するために、アメリカの大学に所属する研究機関と共同研究することを目的で創設された。


プログラムには、将来において重要となると思われるテクノロジー研究を支援する「Faculty Innovation Awards」と、Sonyが現在取り組んでいる問題に対する解決を求める「2016 Focus Research Awards」のふたつがある。


Faculty Innovation Awardsでは、Sonyが関心に持っているテクノロジーに関して優れた研究を行った大学機関に対して、最大で$100,000USの資金を提供する。


Faculty Innovation Awardsで研究成果を募集している分野は、人工知能、モノのインターネット、VR、自動運転、そしてロボット工学である。


もうひとつのプログラムである2016 Focus Research Awardsでは、優れた研究には1年につき$150,000USの資金を提供し、支援期間が延長する可能性もある。


2016 Focus Research Awardsで応募を募っている研究課題は、センサーを応用した自動運転アプリ、画像を素材としたリアリスティックなレンダリング技術、高精度慣性ナビゲーションシステム、そして人工知能を対象とした強化学習である。


研究に伴う特許権は、プログラムで評価された大学研究機関とSonyが共同で所有することになる。


プログラムに対する募集期間は2016年9月30日までで、結果発表は2017年1月を予定している。


Sony Research Award Programを発表したSonyのサイトページ

http://discover.sony.ca/Research_Program/Files/overview.html


参照元URL:https://www.vrfocus.com/2016/08/sony-launches-research-award-program-for-us-universities/


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情報提供元: VR Inside
記事名:「 Sony、アメリカの大学を対象にVRテクノロジー研究に出資するプログラムを発表