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Unityがデベロップメントプラットフォームのメジャーアップデート「2017.1アップデート」をリリースした。
2017.1アップデートではUnityツールにシネマテークコンテンツやトレーラーが制作できるタイムラインなどの機能が追加され、最近追加されたNVIDIA VRWorksサポートでより効率的にVRをレンダリングし、よりハイクオリティなVRコンテンツを制作することができるようになった。
またこのアップデートは新Unity 2017サイクルのデビューともなる。
今回の2017.1アップデートは様々な機能が追加された。なかでもタイムラインとCinemachineはUnityを使ったシネマティックコンテンツ制作を飛躍的に向上されることが可能だ。
アップデートの詳細はこちらから:https://blogs.unity3d.com/2017/07/11/introducing-unity-2017/
タイムラインはシネマティックコンテンツ制作のための新ビジュアルツールで、ゲームオブジェクト、アニメーション、サウンド、シーンを組み合わせることでカットシーンやゲームプレイシーケンスを作ることができる。
タイムラインのトラックベースシーケンスツールは”ドラッグ・アンド・ドロップ”アプローチでアニメーション、サウンド、イベント、ビデオなどを操作し、美しいカットシーンとコンテンツが早く作れる。
タイムラインにはアニメーション、オーディオ、オートキーイング、トラックのロックとミュートができるマルチインターフェースなどの機能が含まれている。
Cinemachineは長年ゲームプレイとシネマティックカメラを作ってきたUnityが生み出した、インゲームカメラの動きをコントロールできるツールだ。
シーンの構成とインターアクションに基づいてベストタイミングでベストショットをドラマティックにカメラをコントロールして、撮ることができるようになる。
これにより、ハンドアニメーション、カメラプログラミング、リビジョンなどに使っていた膨大な時間が削減できる。
Cinemachineの機能はAsset Storeにてダウンロード可能だ。
ファーストパーソンシューターからサードパーソンアクションアドベンチャーまで、Cinemachineはインゲームカメラを革新的に変えることができる。
● コントロール・シーケンス
映画監督の使う最新のカメラツールのようにシーケンスをコントロール。
現実世界のカメラのセッティングも行える。
● コンポーズ・ショット
ディテールではなく、アートディレクションを重視したショットを構成。
Cinemachineのスマートカメラにキャラクターの頭を追うなどのシンプルな指示を出せば、アニメーションが変わっても、自動にアップデートされそのまま指示をうまく実行してくれる。
Unity 2017.1ではCinemachineに様々な機能が追加されている。
複数のオブジェクトをターゲットし、オブジェクトに対する比重を設定することができる。
対象の数とポジションに基づき、ロジカルグループを作成する。
グループをトラッキングし、撮影することもできる。2Dでも使用可能。
この機能はターゲットのグループをポジションに基づきオートフレームする機能で、ターゲットの動きが離れたときはCinemachineがFOVまたはドリーを調整し撮影を続けることができる。
ルールを設定し、それに従って調整するようにすることも可能だ。
プロジェクトに合わせてカメラに必要な動きをCinemachineを使って完璧にカスタム、調整することができる。
ドリートラックを使った撮影ができ、カメラをシーンの中でスムーズに動かせる。
シネマティックシーケンス、ゲームカメラなどレールセットにそってターゲットを追跡し撮影したい状況に最適だ。
クリアショットはショットの優先順位とショットの状況に合わせて、ベストなカメラを選択してくれる機能だ。
リプレイやシナリオのバラエティがあるシネマティックシーケンスを撮りたい時にオススメ。
コードフリーでカメラをリンクし、アニメーションから違うカメラの動きを設定することができる。
タイムラインとCinemachineを使えば、よりクオリティの高いストーリーを制作することができる。
Unity 2017.1はサブスクリプションプラン(パーソナル、プラス、プロ)に加入しているすべてのユーザーにダウンロード可能となる。
なお、Unity 5ライセンスを持っているユーザーはUnity 5.6が最後のアップデートとなる。
参照元URL: https://blogs.unity3d.com/2017/07/11/introducing-unity-2017/
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