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VRショッピングでヘッドセットを外すことなく、支払いサービスが使えるアプリ「Payscout VR Commerce」がGoogle Cardboard対応でリリースした。
VRで実際に見ているいるかのように、プロダクトを探し、そのままVisa Checkoutを利用して購入手続きを完了することができる。
グロバールペイメントプロセシングプロバイダー、PayscoutがVRコンテンツの中でVisaを利用した会計サービスが使用できるVRコマースアプリケーション「Payscout VR Commerce」のリリースをデンマーク、コペンハーゲンで開かれたヨーロッパ最大のフィンテックイベント「Money20/20」で発表した。
このPayscout VR Commerceはカスタマーが実際にあるプロダクトをVRコンテンツ内でショップ、購入できる世界初のアプリとなる。
PayscoutのCEO、Cleveland Brown氏コメント:
「このアプリはVRでのショッピングにおいて革新的なものになります。
VRショッピングにはたくさんのプロトタイプやシミュレーションがありますが、これが世界初のリアルコマースVRコンテンツになると言えるでしょう。」
Payscout VR CommerceアプリはVisa Checkout(VCO)機能を統合し、クレジットカードなどの情報を登録、またはすでにあるVCOアカウントにアクセスすることができる。
Visa Checkoutを統合させることで、カスタマーはバーチャルストアの中でプロダクトを探し、セキュリティチェックアウトをVRコンテンツにいるまま、ヘッドセットを外す必要なく実行することが可能になった。
Money20/20ではPayscout VR Commerceのデモが行われ、参加者はアプリを使ったVRでのショッピングを体験した。
Visa、デジタルプロダクトのシニアバイスプレジデント、Sam Shrauger氏コメント:
「私たちはVRをデジタルコマースのマーケットとして開拓していきます。
VRコンテンツがカスタマーのチェックアウトプロセスを変えいくなか、私たちはVisa Checkoutを現実とバーチャルのどちらでも使えるようにしたいと考えました。」
Payscout VR Commerceでは現在Body Language SportwearでのVRショッピングができる。
Body Language Sportwearはロサンゼルスベースのスポーツウェアショップで、このブランドの機能性ファッションアクティブウェアはジェニファー・ロペスなどのセレブやアスリートに愛用されている。
Payscout VR Commerceアプリを起動し、Body Language Sportwearをセレクトすると、Body Language Believerと呼ばれるブランドのイメージモデルたちが登場する360°トレーラーがバーチャルストアに入る前に流れる。
バーチャルストアでは、アイテムを回転させたり、拡大、または細かいところを覗き込んで見たりと、実際にお店で見ているかのようにじっくりみることができる。
また、アイテム単体で見れるだけでなく、モデルが着用し動くところも3Dで見ることができるため、着用イメージがさらにしやすくなる。
Payscout VR Commerceはメニュー方式のチェックアウトで、セキュリティとしてユーザーに商品情報を確認、支払い情報の入力、配送方法の指定などをVisa Checkoutから選択することが可能だ。
Payscout VR Commerceでの支払いが完了したあとは、インターフェースが販売元にオーダーの詳細を知らせる仕組みになっている。
あとは実際に商品が届くのを待つだけだ。
Payscout VR CommerceアプリはGoogle Cardboard対応で、Google Play Storeにてリリースした。
Google Play Storeリンク:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.newrosoft.payscoutvr2&hl=en
iOSや他のVRプラットフォームに今後対応していく予定だ。
ショッピングできるブランドについての詳細は明らかになっていないが、アプリが拡大するにつれて、購入できるプロダクトも増えていくだろう。
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