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教育においてVRは大きく役立つと言われており、VRを授業で使う取り組みは様々に行われている。
同時に、学校でVRが普及するには教育向けのヘッドセットが必要になり、Merge VRが開発したMerge VR Gogglesはまさにそのニーズを満たす製品だ。
Merge VR Gogglesは、スマートフォンを差し込んで使用するスマホVR用ヘッドセット。
教育での使用をベースして作られた本製品は教室での大量の使用を考慮し、リーズナブルな価格で提供される。
ヘッドセットは幾度ものテストを重ねたハイクオリティなもので、この子供向けのヘッドセットを学校に提供する目的は、生徒たちが授業でVRを使うことによって、授業内容をより直感的に理解でき、没入できる環境を構築することにある。
たとえば、太陽系について学ぶ時はヘッドセットを着けて宇宙空間を自在に飛んだり、海洋生物について調べるときはVR空間内で、海中で巨大なクジラと共に泳ぐことができるようになる。
VR/ARが教育において有効であることは多くの取り組みによって証明されており、Merge VR Gogglesのような廉価で頑丈な、学校教育を目的としたヘッドセットが登場することによって、学校でのVR/ARの普及にも加速がつきそうだ。
Merge VR Gogglesが他のヘッドセットと異なる点は、それが頑丈で使いやすく、大量発注に向いているという点だ。
本ゴーグルについてMergeVRの共同創業者であるAndrew Trickettは次のように語っている。
VR/ARを教育に導入する取り組みは様々な形で行われており、学校教育においてVR/ARが重要な役割を担うのは明らかだが、まずはVRが教育において役立つツールであることが認知される必要がある。
MergeVRは同社の製品であるMerge VR Gogglesと同社のAR製品であるMerge CubeをISTEにてデモを行う予定。
ISTEとは教育関連のテクノロジーカンファレンスで、教員や技術コーディネーター、教育関係者など約18,000人が集うイベントであり、VR/ARを始めとした、教育に応用可能な最新テクノロジーに触れることができる。
Merge VR Ggogglesはスマートフォンをゴーグルに装着して使用するヘッドセットで、iPhoneとAndroid対応のスマートフォンに対応しており、ヘッドセットのサイズは5.5×7.5×4インチ。
Bluetoothを使用したモーション操作が可能で、ユーザーが自分の手の動きをVR世界で反映することができ、左右両方のボタンを使用してダッシュやジャンプなどの異なるアクションを同時に実行することもできる。
その素材性から掃除も簡単で、常に清潔な状態を保ちやすく、顔周辺の脂がつくことでヘッドセット自体が不衛生になる状態を防ぎやすいのも特徴。
Merge VRとは主に10歳以上の子供、親、教育関係者をターゲットにVR/AR関連のアプリ、ハードウェアを開発する企業。
最新テクノロジーを用いてVR/AR体験をより簡単に、安全に、すべての人々に届けることをミッションとしている。
VRが安全で、シェア可能で、ソーシャルであると同時にパーソナルな体験をもたらす技術と考える同社は、ARの開発にも取り組んでおり、Holo CubeというAR製品をリリースしている。
VR企業Mergeが提供するHolo Cube。ARで姿を変える不思議な立方体が今夏登場
Holo CubeはMerge VRがCES 2017で展示したAR玩具である。
外見は手のひらサイズの立方体で、不思議な模様が描かれたサイコロのようだが、スマホをかざしてみると様々なものがキューブの中に、あるいは外に表示される。
Holo Cube用のアプリはiOSとAndroid両方に提供され、ほとんどのモバイルARヘッドセットで利用でき、バーチャルペットの育成や、キューブを回転させて操作するパズルゲーム、手で掴んで操作する3Dモデルの表示などができるようだ。
Holo Cubeは今夏の発売を予定している。価格は20ドルになる見込みだ。
参照元:VRFocus
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