- 週間ランキング
今年度はVRのブースの展示もあるとの事で、早速取材をしてきました。
株式会社アルファコードさんが展示していたのは、360°カメラで撮影した動画を専用のアップロードアプリでクラウドにアップする事で、Web上でコンテンツの管理ができるシステム「VRider(ブイライダー)」
こちらのシステムで動画の編集が可能なのですが、今までの編集方法とは少し変わっていて、エディターがHMDとコントローラーを使って、VR動画の中に入って動画の編集を行います。
実際にVR動画の中に入って編集する事によって、誰でも簡単にVR動画の編集を行う事ができます。
エディターの視点とプレイヤーの視点が同じになるため、直感的な編集をする事が可能となっております。
現在の編集機能に対応している機種はルームスケールを利用する事ができるHTC VIVI、作成した動画の閲覧にはスマートフォンやPSVRが利用できるとの事です。
現状でできる編集作業はまだ文字やスタンプなどを置く程度ではありますが、今後は細かい動画編集(カット編集)などにも対応していく予定だそうです。
WORLD ORDER×TISSOT×レコチョク・ラボのコラボも記憶に新しいレコチョク・ラボさんですが、今回はブースでVRの生配信を行っておりました。
なんと今回のイベントのためにわざわざ秋葉原のライブハウスを借り切って、リアルタイム配信するという気合の入れよう。
技術的なところのお話を少し聞かせていただいたのですが、配信環境は通常のビデオカメラに魚眼レンズをつけてた物を1台使用して180°の視野を実現。今回は速度を優先した配信方法といことで、この形を取っているそうです。
株式会社テレビ朝日メディアプレックスさんでは360°VR動画ライブストリーミングの展示が行われていました。
この日幕張メッセでリアルタイムで行われている、仮面女子さんのイベントを生配信していたので、体験させていただきました。
RICOH THETAとAWSを使ってストリーミング配信を行っているそうで、実際に360°の視野があるので、観客側まで見る事ができます。
コンサート・ライブやアイドル、またスポーツ中継などをリアルタイムに VR 中継することが可能です。
収録型の映像もコンテンツとして存在しており、TV朝日系列という事もあって現在放送中の『捜査一課長』のPR動画なども体験する事ができました。
株式会社ピクセラさんが展示していたのは、VR配信プラットフォームの『パノミル』です。
360°VRライブストリーミングを配信できるパノミルですが、とても特徴的な配信プラットフォームとなっております。
特徴の一つであるMagicVisionは、生配信中のVR画面の中に、さらにピクチャインピクチャのように映像を追加する事ができます。
これによって、今までのVR動画体験とはまた一味違った、体験が可能となっております。
実際に3月にプロ野球のオープン戦を配信した様子を録画した物を視聴してみました。全体的な視野は広く球場を見渡せるので、没入感があります。センターのMagicVisionには通常のTV放送で見慣れたカットが映ります。ベンチの方に顔を向けると、MagicVisionにベンチの様子がにゅっと出てきます。
自分で複数カメラをスイッチングしているような感覚は、とても斬新でした。
そのほかにも友達との同時視聴や、動画を見ながらのボイスチャット機能も搭載しており、コミュニケーションにも力を入れたプラットフォームとなっております。
実際に会場内でデモとして配信していた映像の一部は、同会場の別ブースにてリアルタイムで撮影・配信が行われていました。
GoProを複数台使用したメインカメラにMagicVision用のカメラも設置されており、これらの撮影データを元にパソコンで色々な処理を行って、配信が実現しているそうで、かなり手の込んだ配信システムとなっております。
本日はAWS Summit Tokyo 2017のVRブースの取材の模様をお伝えていたしました。
AWSのイベントという事で、動画のライブストリーミングサービスが多かったですが、それでもVRストリーミングサービスやプラットフォームがいよいよたくさん出てきたなぁという印象を受けました。今後どういった形で差別化されていくのか、とても気になる所です。
Copyright ©2017 VR Inside All Rights Reserved.