株式会社ピクセラが運営する、ライブ配信が特徴の360°VR映像プラットフォーム「パノミル」。


最近では、ボイスチャット機能なども実装し、1人から”みんな”で体験するプラットフォームへと変貌をとげた。


社内の独自ノウハウを活かし、日本のVR企業ではあまり事例のないライブストリーミング配信をいち早く取り組み、プロ野球のVR中継などを先んじて実施してきた企業だ。


今回は株式会社ピクセラの製品開発本部、サービスプラットフォーム開発部 上席技師である鬼頭和秀氏にお話を伺い、ライブ配信の反響や今後の展望などについて、お話を伺ってきたので、ご紹介。


※最後にパノミル視聴向けVRゴーグルのプレゼントキャンペーン情報も記載していますので、ご覧ください!


インタビューに答える鬼頭氏


パノミルとは?


パノミルはVR空間での映像視聴に特化した映像配信プラットフォーム。同アプリはAndroid・iOS・Gear VRに対応しており、DayDreamやOculusFOVEには2017年に、PSVRには2018年に対応予定です。


ライブストリーミング配信対応や、さまざまなアングルからの映像を同時に複数個再生し、マルチビュー視聴を実現するMagicVisionに対応しています。また5月31日(水)にアップデートが実施され、友人とのVR映の同時視聴や、ボイスチャット機能などが新たに追加されました。


パノミルのより詳しいレビューは以下をご参照ください。


音質良好なボイチャ機能が追加されたVRライブ配信アプリ「パノミル」をご紹介


前回のライブ配信について


━━前回のライブ配信実施時の反響はいかがでしたか?


鬼頭氏:今回の配信は会員限定かつ、HMDを持っているユーザーに限られてしまうので、視聴者数でいうとそこまで多くはなかったものの、視聴時間が1時間を超えるユーザーもおり、視聴時間が全体的に長かったという印象でした。


実際に制作現場の方にもライブ配信をみていただいたのですが、今までTVという一つの枠の中で撮影方法やカットワークなどを試行錯誤していた作り方とは違い、色々な場面を配置する事ができるMagicVisionは、現場の方にとってコンテンツ作り方のイメージが湧きやすかったそうです。


 


━━前回のライブ配信でどのような課題が出ていましたか?


鬼頭氏:配信用にパソコンを利用しているのですが、そちらが不安定になってしまう事が課題だと感じました。


今後は専用エンコーダーを利用したり、高画質なカメラ機材として利用する等、コストとの兼ね合いで。パソコンをなるべく減らして配信していく方向で考えております。


 


━━今後はどのような分野のライブ配信を行っていく予定ですか?


鬼頭氏:引き続きスポーツはやっていく予定です。その他にはコンテンツ作りが得意な会社さんとの広がりを作っていきたいと思っています。



 


━━ライブ配信以外の追加コンテンツの予定はありますか?


鬼頭氏:最近は機能実装方面にパワーをかけていたため、これからコンテンツの方にも力を入れていきたいと思っています。


ライブ配信の実証実験をしていく中で、VODとしても使えるプラットフォームとして、他のコンテンツを作っているパートナーさんなどとも、積極的に関わっていきたいです。


個人的には音楽LIVEの配信をしたいと考えていてます。音楽の配信権の権利も取っているので、ライブハウスに定点カメラを置かせてもらい、インディーズのライブ配信等でうまく使えないかと考えている所なので、今後交渉していきたいと思っています。


今回新たに搭載されたボイスチャットについて


━━ボイスチャット機能を実装した背景を教えてください。


鬼頭氏:VRはどうしても一人の体験になりがちなので、この先プラットフォームとして広げていくには、友達と共有する事がやはり必要不可欠になってきます。VRの特性上文字を打つのは難しいので、ボイスチャットでのコミュニュケーションを実装する事にしました。


 


━━ボイスチャット実装時、特に注意した、または特にこだわったポイントはどこでしょうか?


鬼頭氏:ユーザーがわかりやすくをモットーに特に操作感にこだわりました。VRHMDによってはボタンが付いている物やついていない物など様々なので、初めて使うユーザーが混乱しないような操作感を実現しました。



━━今後の展開・展望をお聞かせください。


鬼頭氏:今後は観られるプラットフォームを増やす事(PSVRVIVEOculus等)そしてそれに合わせて、パートナーさん等と協力して、コンテンツの拡張もしていきたいと思っています。


 


VRコンテンツの体験時間は、あまり長くないと言われている中、最長1時間も視聴しているユーザがいる結果を見ればわかるように、「パノミル」は視聴環境が安定していて、疲れず、じっくりVR空間で映像を見れる作りになっている。


あとは、やはりコンテンツの量と質。


今後は音楽LIVEなど様々なジャンルのライブストリーミング配信を検討しているだけでなく、360°VR動画のコンテンツ拡充も行っていく予定で、現在パートナー企業を公募しているようです。


コンテンツホルダーの方々は、この機会にぜひお問い合わせしてみてはいかがでしょうか?


お問い合わせはコチラから:https://www.pixela.co.jp/privacy_agreement/biz/


 


プレゼントキャンペーン応募方法



今回、ピクセラ社にパノミル視聴向けVRゴーグル(x5個)を、ユーザープレゼント用にいただいたので、Twitterでプレゼントキャンペーンを開催します。


応募方法は、VR Insideの公式Twitterをフォローいただき、公式アカウントが呟いたプレゼントに関するツイートを、リツイートすることで応募完了、抽選でご当選いただいた方、5名にプレゼントします!


期間は6月13日(火)~6月20日(月)ですので、お早目にご応募ください。




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情報提供元: VR Inside
記事名:「 視聴時間は1時間越え!ピクセラが狙うVRライブストリーミング市場の展望