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VR/ARを実現するためにはハイエンドな性能が求められるため、まさに最先端の技術といった印象が強い。
だが、いまや若年層向けの玩具においてもVR/ARの導入が進んでいることをご存じだろうか?
事実、昨年行われた「東京おもちゃショー2016」では、VR/ARを使ったおもちゃが数多く展示された。
本年の「東京おもちゃショー2017」においても、VR/ARを使ったおもちゃの新作が展示されるかもしれない…!?
そこでこの記事では、「東京おもちゃショー2016」で展示されたVR/ARを使ったおもちゃを振り返りつつ、「東京おもちゃショー2017」の展示概要をご紹介したい。
東京おもちゃショーとは、日本玩具協会が主催する玩具の展示会。
毎年6月~7月ごろ東京国際展示場で開催されている。
業界関係者のみ入場可能な「商談見本市」と、「一般公開日」とで構成されており、「一般公開日」であれば一般人が入場し、一足先に新作おもちゃとふれあうことができる。
また、日本おもちゃ大賞の発表も行われている。
もちろん今年、2017年も東京おもちゃショーは開催される。
「東京おもちゃショー2017」の開催日は、「商談見本市」が6月1日(木)と6月2日(金)、「一般公開日」が6月3日(土)と6月4日(日)だ。
開催場所はコミックマーケットでおなじみ東京ビッグサイト。
「東京おもちゃショー2017」が開催されるのは、「東1~3ホール」となっている。
昨年行われた「東京おもちゃショー2016」では、VR/ARを使ったおもちゃが多数展示。
おもちゃと聞くと、ヘッドマウントディスプレイの形だけなぞったようなチープなものを想像するかもしれないが、全然そんなことはなく、実際にVRやARを体験可能なレベルのものが展示された。
どのような玩具が展示されたのか、詳しくご紹介しよう。
人気コンテンツ「ドラゴンボールZ」に対応することが発表され、話題を呼んでいる「BotsNew VR」も、「東京おもちゃショー2016」に展示されていたVR玩具。
VRゴーグルにスマートフォンをセットして楽しむタイプの玩具で、スマホVRの一種。
ただ、指に挟んで使用する専用コントローラーの位置をスマートフォンのカメラで認識することで、ユーザーのジェスチャーをVRコンテンツ内に反映させることが可能。
玩具とは言いながら、一般的なスマホVRを大きく凌ぐ体験が味わえてしまう。
話題の「ドラゴンボールZ」以外にも、富士急ハイランドの人気アトラクションが体験できるVR動画やSFシューティングをはじめとするVRゲームなどが提供されている。
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「STEALH VR Poket」も、スマートフォンをセットしてVRコンテンツを楽しむ、スマホVRタイプのVRゴーグル。
特徴は、手の平に収まるサイズまで折り畳むことができるという点。
スマホVRといえば、PCもケーブル類も不要で、いつでもどこでも気軽に楽しめるというところが大きな利点。
ただ、VRゴーグルのサイズがそこそこ大きく、カバンに入れて持ち運びたいと思える気軽さではなかった。
その点「STEALH VR Poket」は手のひらサイズになってしまうため、本当に気軽に持ち運べてしまう。
「JOY!VR 宇宙の旅人」は、宇宙空間を自由に体験できるというVR玩具。
スマートフォンで動作するVRアプリと、スマートフォンをセットするためのVRゴーグル、そしてVR空間を移動するためのコントローラーがセットになっている。
コントローラーはBluetoothでスマートフォンに接続。
片手で扱うタイプのもので、十字キーと複数のボタンが配置されている。
また、センサーによってコントローラーのモーションも取得可能。
玩具の領域を大きく超えるスペックを持っている。
おえかきアーティストは、お絵描きを楽しむことができるデジタル玩具。
いわば、液晶ペンタブレットの玩具版とでも言うべき製品で、タッチパネルにタッチペンで絵を描き、完成した絵はSDカードに保存可能。
また、本体にカメラが内蔵されていて、撮影した写真に絵を描くというAR的な楽しみ方ができるようになっている。
自由にアプリをインストールできるわけではないものの、タブレット顔負けの玩具だ。
「東京おもちゃショー2016」に展示されたVR/AR玩具はどれも、玩具としての領域に収まらないレベルの機器に仕上がっていて、玩具の進化に驚くばかり。
思わず、「東京おもちゃショー2017」の展示内容にも期待せずにいられない。
一体今年はどんな玩具が並ぶのだろうか…!?
興味を持った人は、是非「東京おもちゃショー2017」に足を向けてほしい。
ただし、混雑が予測されるので、混雑対策をしっかり準備しておくことがオススメ!
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