- 週間ランキング
様々なジャンルに渡るVRゲームの中でも、レーシングゲームは大きな魅力だ。
VR空間の中で猛スピードでコースを疾走する体験には、2D画面では決して味わえないスリルがある。
しかし、レーシング体験に更なるリアルさとスリルを求めるなら、ハンドル型、そしてペダル型のコントローラーが必要になる。
まるで本当に実車を運転しているかのような感覚に没入することが出来る。
レーシング用コントローラーは数多く発売されており、どれを購入するのが良いのか分からない人も多いのではないだろうか。
そこで、手頃な価格で十分なスペックを実現しており、かつVRに対応しているコントローラーをいくつか挙げてみる。
(なお、参照元にはそれぞれのコントローラーに対してPS対応版とXBox対応版についての情報が記載されているが、日本ではXBoxの普及率が低いため割愛している)
Thrustmaster T150は、VRでのレーシングゲームの初心者向けのエントリーモデル。
追加ペダルやシフトレバーを後付けすることも可能。
ただし、クオリティ的に最高とは言い難く、素材やハンドルの操作性にこだわる人には向かないかもしれない。
対応機種はPS3/PS4/PC。
価格は24,980円。
Logitech G29は、フォースフィードバックとペダル操作が売りのコントローラー。
ハプティクス(振動や感触)が没入に大きく影響するVRにおいて、没入感のあるVRレーシング体験を楽しむことが出来る。
対応機種はPS3/PS4/PC。
価格は35,515円。
Thrustmaster T300RSは、よりリアルなフォースフィードバック機能を備えているが、ハンドル単体のみでペダルは付属しない。
そのためThrustmaster T3PA ワイドペダルセットを追加購入することをオススメする。
PlayStation 4および3に対応。
価格は33,190円。(ペダルは16,980円)
Thrustmaster T300 Alcantara Editionには、T300のハンドルとT3PAのペダルが同梱されている。
VRレーシングにおいてハンドル操作を重要視するならオススメのコントローラー。
リムが交換可能なので、状況に応じて異なるハンドルを使用することが出来る。
例えば、一般公道を走るのであれば同梱のハンドルを使うことが出来るし、レースに特化するのであればF1仕様のハンドルをアドオンとして使用することもできる。
(F1仕様のハンドルに関して、こちらは日本では未発売の模様)
価格は56,354円。
対応機種はPS3およびPS4。
ハイクオリティなステアリングとスムーズなフォースフィードバックを実現したコントローラーであり、T300を超える性能を持つ。
同時にFanatecより様々なバリエーションのハードウェアがリリースされているが、ハイクオリティのためThrustmaster製品によるコントローラーセットよりも高価。
現在のところ日本では未発売。
Thrustmaster TS-PC Racerは、Fanatec CSL Eliteに相当するハイクオリティなコントローラー。
PC対応で、T300の操作性に劣らないパワフルさを実現しており、ペダルコントローラーを追加することもできる。
価格は69,800円。
日本では2017年8月15日に入荷予定。
近年、ハンドルとペダルコントローラーの価格は下がると同時に、クオリティは向上しつつある。
家の中でのプレイであっても、アーケードでプレイする高性能のコントローラーと同じレベルのクオリティを実現している機種も数多く発売されている。
ここにVRが加われば、没入度の高いレーシング体験をプレイするのに、もはやアーケードまで出向く必要はないのかもしれない。
今後、VRの解像度や視覚野の拡大、そしてアプリの充実によって、家の中でリアリティ溢れるレーシング体験をプレイできる機会は増えるだろう。
ハンドル、ペダルコントローラーにとって重要なのが、フォースフィードバック機能だ。
ブレーキやハンドル操作に併せてコントローラーを振動させ、リアリティを生み出す機能であるが、視覚・聴覚が体験の大部分を占めるVR体験に、より大きな没入感を与える技術として、ハプティクス(振動、感触の再現)技術が注目されている。
その点では、レーシングゲームは長期にわたってハプティクス技術と共に進化してきた歴史があるので、VRでのゲーム体験に最も良く適応したジャンルと言えるだろう。
導入する際のコストは決して低くはないが、それに応えて余るだけのスリリングな体験ができるはずだ。
参照元:RoadToVR
Copyright ©2017 VR Inside All Rights Reserved.