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MicrosoftがBuild 2017 デベロッパーカンファレンスでMicrosoft Fluent Design Systemを発表した。
これらのデザインはMicrosoftの Metro/Modern UI デザインランゲージとなり、ソフトウェアのためのツールキットを提供し、Windows 10の稼働もしている。
※MetroとはMicrosoftのデザインランゲージのこと。
Microsoftはこのデザインランゲージをデベロッパーがよりクオリティの高いアプリやコンテンツをたくさんのデバイス、特に最近ではAR/VRデバイス、に対応して、制作できるようにすることをゴールに開発を進めていくと説明している。
MicrosoftはこのデザインシステムはWindows 10 クリエイターズアップデートでリリースされると説明しているが、今年の秋9月に行われる予定のアップデートではまだリリースはされないと話してる。
Fluent Design Systemは長期プロジェクトと言われていて、近いうちに使えることはなさそうだ。
Fluent Design SystemはデベロッパーがVR/ARを含むアプリやコンテンツを制作するのを助けるためのデザインランゲージだ。
ユーザーインターフェースに革命的な改良をもたらすツールキットで、表現できる次元もゼロから四次元まで広がり、ユーザーは話す、タイプ、インク、触る、見つめるなどの様々な感覚でインターフェースを使えるようになる。
より集中しやすい、投入しやすいアプリとコンテンツ制作が感覚的なデジタル環境を提供することで、実現する。
Microsoftは広いクリエーターのコミュニティを持っており、そのFluent Design Systemコミュニティで、制作、プロデュース、コード、パフォーマンスなどの情報を共有することで、よりアプリとコンテンツの制作が効率的でスムーズなものになる。
Fluent Design Systemは以下の5つのエレメントがあり、このエレメントがデザインがデバイスやインプットなどでスムーズにパフォーマンスするようにしている。
ライトは実用的なインフォメーションのハイライトツールで、アプリやコンテンツの中で文字などのインフォメーションを照らして、ユーザーの注意をひいたり、視線を促したりするのに使用できる。
たとえば、カーソルメニューの選択した部分を光らせてどれを選択しているかユーザーに知らせたり、重要なインフォメーションを光らせることでユーザーの注意をひいたりして、ユーザーの使用感をよりわかりやすいものにしている。
もちろん、アプリやコンテンツの全体的な雰囲気やテイストを作り出すにも使われる。
デプスはコンテンツのインフォメーションがどのように関係しているか示すのに使われる。
たとえば、一つのフレームの中にたくさんのインフォメーションが入っている場合、そのインフォメーションをそれぞればらばらにし、再構成しなおすことで、よりフレームの内容が見やすくなる。
その際、レイヤーを作ったり、より物理的な環境にインフォメーションを再構築することができる。
重要な情報はより前のレイヤーとして出てくるように設定、またはレイヤーをより立体的にし、前にきたものが他のレイヤーに浮いてるように指示したりなど、それぞれのインフォメーションの関係性に元づいて、デプスを変えることにより、ユーザーが理解しやすいようにインフォメーションを配置することができる。
モーションは名前のとおり、動きをコントロールするエレメントだ。
たとえば、映画の中でモーションデザインがスムーズに変わっていくように作られたものは、見ている人が映画の世界に自然に入り込むことができ、違和感なくストーリーに集中することができる。
それと同じように、モーションのエレメントはユーザーが自然にデザインに入り込めるように促すことができる。
一つのタスクから次のタスクに、スムーズに動きをつけることにより、アプリとコンテンツを集中して楽しめる。
現実世界で私たちの周りにあるものはそれぞれ違う感覚が存在し、例えば、曲げたり、広がったり、はずんだり、粉々になったり、滑ったりと、物体の素材が異なることで、これらのクオリティも異なる。
マテリアルのエレメントではそれらの物体のクオリティをデジタル環境に変換することができ、ユーザーはデザインをよりリアルに感じることができる。
感覚的にデザインを感じることができ、操作が楽で簡単なものになり、スムーズにタスクを行える。
スケールは2Dより3Dデザインで活きるエレメントだ。
スケールはMicrosoftのツールキットをより広い次元に広げることができる。
デザインシステムを0Dから3Dまで広げることが可能になり、新しく革新的なフォームを作り出せることができるようになった。
VR/ARのアプリ、コンテンツで新しい空間を作り出すことを楽しめる。
参照元URL: http://fluent.microsoft.com/
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