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IBMがスタートレックのVRゲーム、UbisoftのStar Trek: Bridge CrewにIBM Watsonのインタラクティブスピーチ認識機能を追加させることを発表した。
Star Trek: Bridge Crewは5月にBeta版がリリースされ、この機能はBeta版リリース後、今年に夏にリリース予定だ。
IBM Watsonを使えば、Star Trek: Bridge Crewのプレイヤーは声と自然な会話を使って操作と、バーチャルStarfleetクルーメンバーとのコミュニケーションができるようになる。
この機能はインタラクティブエンターテインメントとサービスのメジャークリエーター、Ubisoftとコグニティブコンピューティングテクノロジーのパイオニア、IBMとパートナシップの一環で生まれたものだ。
Star Trek: Bridge Crewのボイスコマンド機能を制作したIBMの新”VR Speech Sandbox”(VRスピーチ サンドボックス)、ソフトウェアはデベロッパー向けにリリースされ、他のVRアプリケーションやサービスに適用させることができるようになった。
このSandboxソフトウェアはIBMのWatson Unity SDKとその他二つのサービス、Watson Speech to Text(ワトソン スピーチ トゥ テキスト)とWatson Coversation(ワトソン カンバセーション)を組み合わせて作られたものだ。
これを使えば、VRでボイスインターアクションを活用した、新しい革新的なユーザーインターフェースを制作することができる。
Star Trek: Bridge CrewのためにIBM Watsonを使って制作された、ゲームのスピーチコンテンツはBeta版、マルチプラットフォーム対応で今年の夏にリリースされる予定だ。
WatsonとStar Trek: Bridge Crewコンテンツはプレイヤーがダイレクト、インタラクティブスピーチコマンドが使えるようになり、バーチャルStarfleetシップの操作をすることができるようになった。
この新認証テクノロジーをゲームに統合することで、プレイヤーは投入感を妨げることなく、スムーズにAIキャラクター、人間のパートナーと一緒にミッションをオンラインで遂行することができる。
Ubisoft StudioのRed Storm Entertainment、シニアクリエティブディレクターのDavid Votypka氏はプレスリリースでこうコメントしている。
「私たちはVRが提供するインタラクティブな体験をよりハイクオリティなものにするため、インタラクティブスピーチをうまく使う方法を探してきました。
Watsonを使えば、キャプテンは人間のクルーにコマンドを出すときと同じように、声を使ってノンプレイヤークルーメンバーにコマンドを出すことができるようになります。
IBMはクラウドベースのインテグレートソリューションを提供してるので、コードの軽い、早くて高いパフォーマンスでテクノロジーを稼働することができます。」
IBM Watsonの機能を使えば、キーボードを使った操作にはできない、自然な言語インターアクションができるようになり、VR/ARの未来の可能性を広げることになるかもしれない。
さらに、Watson Unity SDKは多くのVRデベロッパーツールをサポートしている。
IBMのチーフデベロッパーアドボケート、Willie Tejada氏はこう発言している。
「初の試みとして、Watsonはスタートレックファンやゲーマーのみなさんにクルーとコミュニケーションができるテクノロジーを提供していきます。
IBMはデベロッパーに革新的で他のAI、コグニティブテクノロジーを開発する人たちを出し抜けるような、彼らが必要とするニーズに応えるツールをこれからも提供していきます。」
IBM VR Speech Sandboxのコードなどはこちらから: https://developer.ibm.com/code/journey/create-a-virtual-reality-speech-sandbox/
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