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今回は子どもがプログラミングを学習する9つのメリット、身に付く力を紹介します。
プログラミング教室やスクールを検討されている方は、ぜひ一度読んでみてください。
プログラミングでは1つミスがあるだけで思い通りに動かないことがよくあります。
そのため、プログラミングを学習していく中で壁にぶつかったときは、誰かに聞く必要が出てきます。
その際、どんな状況でどのように困っているのかをできるだけ詳しくきちんと伝えなくてはいけません。
プログラミング学習中の分からないことを誰かに伝えようとする習慣が、質問力をUPさせ、さらには学習力の向上にもつながります!
プログラミングを学習することで、主体的に考えて学ぶ力が身に付き、他教科の学力アップにもつながります。
2020年度から小中高と段階的にプログラミング教育が導入されていますが、特に小学校におけるプログラミング教育は独立した新しい教科ができるわけではありません。
馴染みのある算数や理科、国語や総合的な学習などの教科でプログラミング学習が取り入れられ、教科の理解を深めるために用いられます。
次の実施事例のようにプログラミング学習を通して、他教科の内容はもちろん、身の回りにあるものの仕組みや技術についての理解を深めることができます。
例えば算数の授業では、タブレットでビジュアル言語教材の「Scratch(スクラッチ)」を利用し、辺の長さと角度を指定することで正多角形を作図します。
正多角形をプログラミングで記述するには、授業では直接指導をしていない単元の考え方を用いることが必要ですが、プログラミングの動きをよく見て、図形の性質を考えれば、答えが導き出せるようになっています。
こうして正多角形の性質を理解すれば、たとえば正二十角形など手書きでは難しい図形をプログラミングで簡単に描くこともできるようになります。
この算数の授業では、プログラムを使って正多角形を描くことではなく、どのようなプログラムを書いたら正多角形が描けるかを考えることがねらいです。
プログラミングは作りたいものをどのようにプログラムしたらいいのか考えることから始めます。
そのため、難しいプログラミングになればなるほど計画性が必要になります。
もちろん途中でエラーが発生して計画通りに進まない、ということも多々ありますが、プログラミング学習をしていくうちに自然と順序立てて物事を考える力、計画性が身に付きます。
主体性は、自分の意志や判断で行動しようとする態度のこと。
積極性とは、進んで物事を行おうとする性質のことです。
どちらも周囲の意見や第三者からの指示に頼らず、自分自身の考えて進んで行動できる人のことを指します。
子どものうちからこの主体性や積極性を身に付けて欲しいと望む親は少なくありません。
プログラミング学習を通じて視野が広がることで、今まで自分から何かしたがることのなかった子どもが「次はプログラミングでこれを作りたい!」「将来プログラミングでこういうことがしたい!」と自らの意思で考えて行動するようになります。
プログラミング学習では小さな「できた」という成功体験を積み上げることができます。
この成功体験は子どもの自己肯定感を高め、今まで何をしていても自信がなさそうだった子でも、少しずつ自信を持てるようになります!
嬉しいことに、実際にテックアカデミージュニアの受講生から「自信がついた!」という声はよく耳にします。
プログラミングで作品を作り上げることができるようになって、自分に自信がつきました!
イメージしていたものが形になると達成感がありますし、自分が作ったものが誰かの役に立てていたら、とても嬉しいです。(小学3年生)
自分に自信が持てるようになりました。そのおかげで学校の友人の前でも堂々と話すことができるようになり、交友関係が広がりました。(小学6年生)
プログラミング学習では「このキャラクターを動かしてみたいな」「こんなゲームがあったら楽しいだろうな」と想像したものを自らの手で創造することができます!
自分のアイデアを形にしていくため、発想力や想像力・創造力を育てることができるのです。
自分で作ってみたいと思ったものが形になったときの達成感は自信につながり、自分の考えをよく話すようになり、段々と自己表現力が身につきます。
問題の原因を探り、解決へと導く力が身に付く
プログラミング学習を通して問題解決能力を身に付けることもできます。
魔法のように色々できるコンピュータですが、はじめからなんでもできるわけではありません。
プログラミングをするときは「自分が意図した動きをさせるためには、どうすればよいのか?」を、自分でひとつずつ考えて解決しなければいけません。
プログラミング学習ではこのような問題解決を当たり前のように行っていくため、自然と問題解決力が身に付くのです。
問題解決に向けて、色々なアプローチができるようになりました!
例えば、子どもが社会問題へアプローチしようと思っても、できることは限られていますが、プログラミングが加わると、アイデアさえあれば何でも実現できます。(高校2年生)
論理的思考力= プログラミング的思考力のこと。
文部科学省も参考にしている資料、有識者会議「議論の取りまとめ」では、プログラミング的思考とプログラミング教育について以下のように記されています。
プログラミング的思考とは
自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、 より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力
プログラミング教育とは
子供たちに、コンピュータに意図した処理を行うように指示することができるということを体験させながら、将来どのような職業に就くとしても、 時代を超えて普遍的に求められる力としての「プログラミング的思考」などを育成するもの
プログラミングとは、コンピュータにさせたい処理を順番に書き出した「プログラム」をつくる作業のことです。
コンピュータは「指示された通りにしか動かない」「あいまいな指示では動かない」という特徴があるため、目的を達成するためにはどのような動きが必要なのか、プログラミングをして指示をする必要があるのです。
プログラミングをするときには、ゴール(させたい動き)から、必要な指示を逆算して考えたり、手順を細かく説明したりします。
プログラミング学習ではこのようなプログラムを行うことで、自分が意図する活動を実現するためにはどうすべきか順序立てて考える、論理的思考力(プログラミング的思考力)を鍛えることができます。
「プログラミング思考(論理的思考)が身に付くと、以下のようなメリットがあります。
「自分で考える力」が身についたと思います。
プログラミングは型が決まっているので、思った通りに動かすにはどのようにするべきかを論理的に思考しました。(高校1年生)
人と話すときはロジカルでなくても伝わるけど、プログラミングはロジカルにやらないと絶対に動かないので、道筋を立てて思考する力が鍛えられたと思います。 (高校2年生)
プログラミング学習に取り組むことは、子どもの将来の選択肢を広げることにも繋がります。
2020年現在、世界的にプログラミングのできるIT人材は不足しており、経済産業省のデータによると、2030年には最大で78.7万人のIT人材が不足すると言われています。
さらに、これからやってくるSociety 5.0の新たな社会では多くの仕事が自動化され、子どもたちの半数近くが今はない職業に就くと予測されています。
この時代の変化に伴い、テクノロジーを理解し活用するスキルはより一層不可欠なものとなっていくため、これからの社会と子どもたちの将来のために、若いうちからプログラミングを学習させる必要があると、小中高大それぞれの教育機関でプログラミング教育が導入されたのです。
コンピュータとそれを動かすプログラミングを学習することで、仕組みを理解してそれらを活用する力を身に付けることができます。
そしてこれらの経験は、身近な物がインターネット経由で最適化される時代を生きていく子どもたちにとって、非常に役に立つスキルとなることでしょう。
テックアカデミージュニアは、小中高校生向け実践的プログラミングサービスです。
独自で開発した学習システムは、基礎から実践までステップアップ式のカリキュラムとなっており、生徒が1つの画面で迷うことなく学習を進めることが可能です。
現在、自宅にいながらプログラミング学習を体験できるプログラミング学習体験を実施しています。
プログラミングのプロから学べる機会ですので、ぜひ体験してみてください。
The post 子どもがプログラミングを学習する9つのメリット〈身に付く力とは〉 first appeared on TechAcademyマガジン.