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こちらのアイコンに見覚えありますか?なじみのあるアイコンのようですがこれらは
Facebook Lite,Line Lite,Messenger Liteというそれぞれの軽量版アプリのアイコンです。
元のアプリと同様の機能を容量と通信を抑えながら使用することができ、元々は通信インフラの整っていない地域や、低スペックの端末でもストレスなくそのアプリの機能を利用する目的で作られたものです。
実はAndroid端末ではこのようなLite版アプリがユーザー数の多いメッセンジャーやSNS、ツール系のアプリでいくつか存在しております。
LINE Liteは現在日本がサービス対象外ですがFacebook LiteやMessenger Liteは現在日本でも使用することができ、密かに利用者を増やしているようです。SkypeやTwitterにも存在しその他カメラアプリやクリーナーアプリで見られます。もともと新興国向けに提供されていましたがFacebook Liteも今年から日本でも利用できるようになり今後各アプリでも普及が広がるかもしれません。そんなLite版アプリについていくつかご紹介いたします。
下のキャプチャはFacebookとFacebook Liteの同一ページUIです。Facebook Liteは今年から日本でもダウンロードできるようになりました。
Lite版はUIがよりシンプル&コンパクトにまとめられているのが特徴的です。タイムラインの動画が自動再生ではなく手動再生でスクロール中に勝手に流れないなど細かな違いはありますが、基本的な機能はすべて利用できるので容量や通信が気になる方であれば十分と思います。
《特徴》
・デザインがコンパクト
・動画が勝手に流れない
・日本語フォントが少し変
利用するのに極端にストレスを感じることはないのではないかと思います。
人口の多いインドネシア、ブラジル、インドを筆頭に南米、東南アジア各国で利用されていることがわかります。北米・ヨーロッパでは利用率がとても少ないです。
Messenger Liteはインドネシアの利用率が下がります。これはインドネシアのメッセージツールはLINEが浸透しているため、そもそもFacebook Mesengerの利用率が低いことが影響しています。
参考記事( https://lab.kingsoft.jp/2017/09/04/line-globalshare/)
もともとはLite版アプリは新興国向けに作られましたが、今では通常版アプリにはタイムラインに動画が頻繁に流れ、動画広告も流れます、UI・UXは進化を続けどんどんリッチなつくりになっていき通信料や容量は上がる一方です。
メッセンジャーアプリやSNSはすでに生活の一部となり、なくてはならないものになりつつありますが、アプリは必要だが最低限の機能が使えればそれでよいという方もいると思います。Facebook Liteが日本でも使えるようになった背景にはそのような軽く利用したいという需要増に答えてのことではないでしょうか?
今後ツールやコミュニケーションアプリでは途上国ではなく通信環境が整った先進国でこそLite版アプリという選択肢がますます増えるかもしれません。