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TOKYO, Jul 13, 2023 - (JCN Newswire) - 三菱重工業はこのほど、世界各国のIT、データセンター、通信インフラを統合管理するソフトウェア・ソリューションを提供しているドイツのFNTソフトウェア社(FNT Software、本社:エルヴァンゲン、以下、FNT社)との間で、脱炭素に貢献するサステナブルなデータセンターの構築を目的としたMOUを締結しました。デジタル化の加速に伴って消費電力量が急増しているデータセンターにとっての課題である省エネ化に対し、当社のエネルギーマネジメント技術とFNT社のインフラマネジメント技術を融合し、新たなソリューションの開発を目指します。
今回の協業において当社は、発電設備・空調設備開発の知見を生かした解析技術やエネルギーマネジメントに関する技術、経験を提供します。これにFNT社のデータセンター向けインフラマネジメントソフトウェア「DCIM(Data Center Infrastructure Management Software)」を組み合わせ、データセンター向けに当社が開発を進める液浸冷却システムと組み合わせた実証試験などを実施していく計画です。
FNT社はこれまで、500を超える世界各国の顧客に対し、データセンターのIT、インフラ設備に対する管理、監視、計画を統合するソフトウェアであるDCIMを納入してきた実績を有し、運用の最適化を通じたサステナブルなデータセンター実現に貢献しています。FNT社が提供するサービスならびにシステムの信頼性について、IT業界からは高い評価が寄せられています。
世界的なDX(デジタルトランスフォーメーション)の進展に伴う情報量の飛躍的な増加により、データセンターの果たす役割とその需要が急速に拡大しています。また、近年注目されている生成AI(注1)には高い計算能力を有するGPU(Graphics Processing Unit)(注2)が不可欠であることなどから、データセンターの電力消費量はさらに増大していく見込みで、これまで以上に排熱効率に優れたデータセンターの運用が喫緊の課題となっています。
三菱重工は、脱炭素発電設備や統合マネジメントシステム、高効率冷却システムのワンストップソリューションの提供を通したデータセンターの省エネ、脱炭素化を目指しています。その一環として進めるサーバーのチップ冷却、液浸冷却技術の開発では、絶縁性のある液体にサーバーなどを浸して冷却する液浸冷却装置の開発実証を行い、サーバー冷却に要する電力を従来型のデータセンターと比較して大幅に削減しました。FNT社が提供するデータセンター向けソフトウェアによるインフラ効率化技術と当社の製品・技術を掛け合わせ、データセンターの省エネ・脱炭素化ならびにIT分野のGX(グリーントランスフォーメーション)をより一層加速していきます。
本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.mhi.com/jp/news/23071302.html
三菱重工グループについて
三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。 www.mhi.com/jp
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