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TOKYO, Jul 30, 2019 - (JCN Newswire) - NECは、株式会社NTTドコモ(以下 ドコモ)に5G基地局装置の無線子局(Radio Unit、以下RU)を出荷開始しました。
今回NECが出荷開始したのは、O-RANフロントホールインタフェース仕様(注1)に準拠した3.7GHz帯、4.5GHz帯、28GHz帯それぞれに対応した3種類のスモールセル向けRUです。NECのRUは、高効率かつ低コストな熱輸送技術(注2)の採用により小型化を実現するとともに、軽量・低消費電力も実現しているため、ビルの屋上や建物の壁面などへの設置が容易で、設置・運用コストの低減が可能です。
5Gにおいては、多種多様なサービスの展開に合わせて、様々な機器を最適かつ効率的に接続してネットワークを構築する必要があります。そのために、無線子局においても様々な基地局装置の親局との相互接続を可能にするオープンインタフェースを備えることが重要です。
NECは、5Gに向けてオープンインタフェースであるO-RANフロントホールインタフェース仕様に準拠した装置の開発をドコモと共同で進めてきました。今回のRUをはじめ、これからも多様なユースケースに対応した柔軟な5Gネットワークの構築を実現します。
株式会社NTTドコモ 取締役常務執行役員 中村 寛氏から次のコメントをいただいています。「ドコモは、RANのオープン化を実現するために、O-RANをリードし仕様作成に貢献しております。オープンインタフェースに準拠した基地局装置を活用することにより、5G時代のB2B2Xビジネスなど様々なユースケースに対応する5Gネットワークを柔軟かつ効率的に構築していきます。今回のNEC様のRUは、この構築にご貢献頂けるものと期待しています。引き続き5Gネットワークの展開・拡大を図り、様々な業界のパートナーの皆様とともに5Gのサービス・市場の創造を加速していきます。」
NEC 執行役員常務 河村 厚男は次のように述べています。「NECは、柔軟なネットワークの構築が実現できるオープンなインタフェースに準拠した基地局の開発を通じて、NTTドコモ様の5Gによる多様なサービスのご提供に貢献できることを大変光栄に思います。引き続き5Gネットワークの展開および拡大に取り組んで参りたいと考えます。」
NECはドコモの「5Gオープンパートナープログラム」に参加し、5G向けの新サービスの創出に向けた共創活動を行うとともに、ドコモ5Gオープンラボ®向けにも基地局装置やデモシステムを提供しています(注3)。今後も、ドコモの5Gを活用した新たなサービスの創出に貢献していきます。
本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://jpn.nec.com/press/201907/20190730_04.html
概要:日本電気株式会社(NEC)
詳細は www.nec.co.jp をご覧ください。