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TOKYO, Feb 21, 2019 - (JCN Newswire) - 株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)の子会社で海水淡水化RO*1システムなどの設計から製造、販売、メンテナンスを手がけるHitachi Aqua-Tech Engineering Pte. Ltd.(以下、日立アクアテック社)と、日立キャピタル株式会社(執行役社長兼CEO:川部 誠治/以下、日立キャピタル)のシンガポール子会社であるHitachi Capital Asia Pacific Pte. Ltd.(以下、日立キャピタルアジアパシフィック)は、モルディブ共和国(以下、モルディブ)のフルマーレ島の都市開発プロジェクトにおいて、水道インフラ整備事業を請け負っており、同国内で上下水道システムの豊富な開発・管理実績があるMale'Water &Sewerage Company Pvt. Ltd(以下、MWSC)から、このたび、資金融資枠の設定を含めた海水淡水化ROシステムや配水管などの設備・機器一式を受注しました。受注額は880万米ドル(約9.7億円)で、2020年6月までに納入予定です。
日立グループは、今後もアジアを中心とした新興国における水インフラ整備事業において、設備・機器の納入のみならず、日立キャピタルグループによる資金面のサポートをパッケージにすることにより、お客さまのニーズに合った総合的なソリューションの提供を通じて、各国・地域の発展に貢献していきます。
モルディブ政府は、首都マレ島の人口密集問題の緩和のため、マレ島に隣接する人工島であるフルマーレ島の開発を1997年から行ってきましたが、同島は水資源に乏しいことから、海水淡水化ROシステムにより生活用水を賄っています。今回、フルマーレ島の第二期造成開発に伴い、新たなROシステムと配水管網の整備が必要となりました。
日立アクアテック社は、これまでにアジアや中東を中心にROシステムを約500機納入するなど多くの実績があります。また、日立キャピタルグループはASEANにて、日立キャピタルアジアパシフィックを事業の統括拠点として、日立グループをはじめとするパートナーを対象に、販売金融などを提供しています。
こうした中、日立キャピタルアジアパシフィックのファイナンスサポートを付加した総合的な提案と日立アクアテック社のモルディブでの豊富な実績などがMWSCに評価され、今回の受注に至りました。これによりMWSCは、事業資金の確保に時間をかけることなく、質の高いインフラの整備を実現します。
日立および日立アクアテック社は、長年培ってきた水事業におけるOT*2およびプロダクトの実績・ノウハウに、多様な分野での豊富な実績と知見を持つITを組み合わせて、上下水道や海水淡水化などの水インフラの整備で、お客さまや社会の課題解決にグローバルに貢献しています。
日立キャピタルグループは、持続的で安定したエネルギーの提供および資源の有効活用を重要な社会課題の一つと捉え、風力発電をはじめとする再生可能エネルギーなどの発電事業を展開しています。今回の受注を契機に海外における水インフラ事業のさらなる拡大に貢献していきます。
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概要:日立製作所
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