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TOKYO, Dec 6, 2018 - (JCN Newswire) - 一般財団法人 トヨタ・モビリティ基金(Toyota Mobility Foundation。以下「TMF」)は、非営利団体ワールド・リソース・インスティチュート(World Resources Institute。以下「WRI」)ブラジルと共に2018年1月から開始したアイデアコンテスト「InoveMob Challenge」において、「通勤者向け相乗りソリューション」を提案したチームが最優秀賞を受賞したことを発表しました。
最終審査は、ブラジル国内の、モビリティや様々なイノベーションに関する活動を行うベンチャー企業、投資家、メディア等が参加し、12月5日(現地時間)に、サンパウロ市内で行われました。
「InoveMob Challenge」は、従来とは異なる発想の移動手段を活用することで、都市中心部へのアクセスを改善する革新的なモビリティソリューションの構築を目指すアイデアコンテストで、ブラジル国内の様々な地域から約100チームの応募がありました。
革新性、持続可能性、包括性、実現可能性、発展性を考慮し選考が行われ、書類選考を通過した12チームには、専門家等から様々な助言が与えられました。そして、アイデアを改良した後に、市長連合会(FrentaNacional de Prefeitos)が主催するイベントで、市長や市の代表に向けて提案を行いました。その結果、以下の5チームが選ばれ、2万ドルの実証実験の費用と、各都市の協力を得て、6月から実証実験を行い、最終審査に臨みました。
今後、最優秀賞を受賞した「Bynd」チームは、TMFおよびWRIブラジルと共にソリューションを改良した上で、2020年12月までブラジル国内の他都市でも実証実験を行う予定です。また、その費用としてさらに10万ドルが提供されます。
TMFは、実証実験の結果や、コンテストを通じて得た学びを活かし、新たなソリューションにチャレンジし、利用者の利便性を高めながら、都市中心部における、より便利で快適なモビリティソリューションの構築に向けて活動を続けていきます。
TMFは、2014年8月の設立以来、豊かなモビリティ社会の実現とモビリティ格差の解消に貢献することを目的に、タイやベトナム、インドでの交通手段の多様化や、日本の中山間地域における移動の不自由を解消するプロジェクトへの助成のほか、障害者向けの補装具開発を支援するアイデアコンテストの実施、水素研究の助成、人工知能による交通流最適化の共同研究など、世界のモビリティ分野における課題に取り組んでいます。
今後も、トヨタの技術・安全・環境に関する専門知識を活用しながら、大学や政府、NPOや調査研究機関等と連携し、都市部の交通課題の解消、パーソナル・モビリティ活用の拡大、次世代モビリティ開発に資する研究などの取り組みをすすめていきます。
WRIは、ブラジルのほか、中国、ヨーロッパ、インド、インドネシア、メキシコ、米国に拠点を持ち、50カ国以上で活動している世界的な研究機関です。700人以上の専門家等が、様々な組織や団体と協力し、地球環境保護に関する各種取り組みを推進しています。
WRIブラジルは、気候変動、自然環境および都市のあり方に関して持続可能な方法でのブラジルの発展に向けた活動を行っています。
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
https://newsroom.toyota.co.jp/jp/corporate/25655097.html
概要:トヨタ自動車株式会社
詳細は http://toyota.jp/ をご覧ください。