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TOKYO, Dec 12, 2017 - (JCN Newswire) - 三菱重工グループの三菱重工マリンマシナリ株式会社(社長:堀俊明、本社:長崎市)は、バルチラ社(Wärtsilä Corporation、本社:ヘルシンキ)との間で、新たな船舶向け省エネシステムの共同販売について覚書を締結しました。
この省エネシステムは、三菱重工マリンマシナリが取り扱う省エネ発電システムとバルチラ社が取り扱う軸発電装置を併せて活用することにより可能となる画期的なソリューションです。バルチラ社が保有する特許技術を用いた両社機器の連係で、大容量の発電およびプロペラ推進の加勢ができるようになり、より効果的な船舶の省エネ運航およびエネルギー効率設計指標であるEEDI(Energy Efficiency Design Index)の改善がはかれます。
一例として三菱重工マリンマシナリのパワータービン発電機との組み合わせが挙げられ、この場合、2ストローク主機エンジンからの抽気ガスを動力源とした約500kWから2,000kWの省エネ電力を、バルチラ社の軸発電装置を介して船内に供給することができます。そのほかにも、ハイブリッド過給機などの三菱重工マリンマシナリが保有する各種省エネ発電システムと軸発電装置の連係が可能です。
三菱重工マリンマシナリ(詳細についてはwww.mhi-mme.com)は、三菱重工業の100%子会社で、2013年10月1日に、三菱重工の舶用機械の開発・設計・販売・アフターサービスおよびライセンス業務を承継して発足しました。同社はMET過給機、舶用ボイラ/タービン、プロペラ、フィンスタビライザ、舵取機、デッキクレーン、甲板機械など、世界で類を見ないほどの幅広い舶用機械のラインアップを有し、三菱重工の技術力をベースに、高い信頼性と性能を両立した製品を提供しています。
一方のバルチラ社(詳細についてはwww.wartsila.com)は、フィンランドに拠点を置き、船舶およびエネルギー関連市場におけるパワーソリューションのグローバルリーダーとして、世界70ヵ国に約170ヵ所の拠点と約1万8,000人の従業員を擁しています。
三菱重工マリンマシナリではすでに、主に大型コンテナ船向けに多くの実績を積んでいる従来型の排熱回収システムや低温熱源を有効回収・活用する小規模バイナリー発電システムであるORC(Organic Rankine Cycle)による省エネ提案を進めており、今回の新たなソリューションを加えることで、今後、環境規制がより一層強化される海運・造船市場において、より幅広く省エネソリューションの提案を進めていきます。
本リリースの詳細は下記をご参照ください。
http://www.mhi.co.jp/news/story/1712125909.html
概要:三菱重工業株式会社
詳細は www.mhi.co.jp をご覧ください。