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TOKYO, Oct 12, 2017 - (JCN Newswire) - 当社は、10月15日~22日に開催されるセーリングワールドカップ愛知・蒲郡大会において、スマートフォンを利用し、海上の競技エリアの位置把握やエリア外への進入警告の自動通知などが行えるサービスを提供します。
海外からも多くの選手が参加するセーリングワールドカップの競技エリアは、特別に日本の船舶登録や小型船舶操縦者免許を所有していない船艇や操船者も運行できる海域が設けられ、そのエリア内で練習や競技が行われます。今回、当社は、選手と併走しながら指示を送る船艇上のコーチに対して、スマートフォンのアプリケーションを使い、競技エリアを地図上に表示し、かつGPS機能によりエリア外の海域に接近した際には自動で警告を伝えるサービスを提供します。大会本部側は、海上の船艇などの位置を把握でき、許可された海域内で練習や競技が行われているかを監視できます。また、万が一の災害発生時など、個別もしくは一斉に音声およびメッセージで連絡できるソリューションもあわせて提供します。
これにより、競技エリアのルールを守りながら、安全かつスムーズな大会の運営が可能になります。
背景
国際セーリング連盟が主催するセーリングワールドカップは、10月15日~22日愛知県蒲郡市で開催され、45の国と地域から300人を超える選手が集まり、ヨットやウインドサーフィンなどの競技が行われます。通常、日本の海域内で船艇を運航する際には、日本の船舶登録や小型船舶操縦者免許が必要ですが、本大会期間中の選手とコーチは競技エリアとして特別に設けられた海域内での運行が許可されています。従来は、競技エリアの境界付近に運営側の人員を何人も配置し、エリア外に出ないように監視する必要があり、大会運営の大きな負担となっていました。
導入システム概要
1. 許可された海域内での競技実施の監視を実現
選手と併走するコーチのスマートフォンに、競技エリアの海域を地図で表示し、GPS機能により自分の位置を把握できるアプリケーションをダウンロードします。競技エリアの境界付近に近づいた際には、警告が自動で通知されるため、申請区域外への侵入を防ぐことができます。
2. 音声およびメッセージで本部からの通知が可能
スマートフォン1台でシーンに合わせた様々なコミュニケーションが可能な「FUJITSU IoT Solution Smart Communication」をあわせて提供します。IPトランシーバーやチャット・写真の送受信が行えるアプリケーションをダウンロードすることで、大会本部側はアプリケーション上から個別もしくは一斉に音声やメッセージで警告や用件を伝えることができます。
今後の展開
当社は、本セーリングワールドカップ大会で活用されたノウハウを活かし、今後予定されている様々な国際スポーツイベントなどへの展開を目指していきます。
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2017/10/12.html
概要:富士通株式会社
詳細は http://jp.fujitsu.com/ をご覧ください。