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TOKYO, May 9, 2017 - (JCN Newswire) - ソニーは、最新の音声フォーマット「Dolby Atmos(R)(ドルビーアトモス)」と「DTS:X」に新たに対応※1したマルチチャンネルインテグレートアンプ『STR-DN1080』を発売します。ソニー独自の高精度な自動音場補正機能「D.C.A.C.(デジタル・シネマ・オート・キャリブレーション) EX」による、「スピーカーリロケーション」や「ファントム・サラウンドバック」などのスピーカーソリューションで、さまざまなスピーカーの設置条件でも、全方位からの音に包まれるリアルな音響空間と理想的なサラウンド環境を実現します。
型名: 発売日/メーカー希望小売価格(消費税は含みません)
マルチチャンネルインテグレートアンプ『STR-DN1080』: 6月17日/77,800円
主な特長
1.最新の音声フォーマット「Dolby Atmos」「DTS:X」対応※1でリアルな音響空間を実現
従来のチャンネルベースに、音の位置情報や移動情報(オブジェクト情報)を加えた、「Dolby Atmos」と「DTS:X」に新たに対応しました。前後左右を中心とした従来のサラウンド音場に対して、高さ方向の表現力を加えた3次元の立体音響技術により、全方位からの音に包みこまれるリアルな音響空間をお楽しみいただけます。
また、ステレオ音源や5.1ch、7.1chのマルチチャンネル音源を、「Dolby Atmos」、「DTS:X」 のスピーカーレイアウトに合わせて処理し、再生することができる「Dolby Surround」、「Neural:X」にも対応しています。
2.ソニー独自の自動音場補正機能「D.C.A.C. EX」で理想的なホームシアターの設置環境を構築
ソニー独自の自動音場補正機能「D.C.A.C. EX」を採用しました。付属のステレオマイクで部屋の音響特性を測定し、各スピーカーの距離、音圧(レベル)を自動で精密に補正します。また、31バンドのグラフィックイコライザーによる周波数の補正では、3タイプの周波数特性からお好みに合わせて設定可能です。これらにより、理想的なホームシアターの設置環境を構築します。
また、「Dolby Atmos」と「DTS:X」に対応したハイト/オーバーヘッドスピーカーとして、フロントハイスピーカー、トップミドルスピーカー、もしくはドルビーアトモスイネーブルドスピーカーを選択可能です。
3.理想的なサラウンドを再現するスピーカーソリューション
「D.C.A.C.EX」には、自動位相マッチング機能「A.P.M.(オートマチック・フェーズ・マッチング)」※2を搭載しました。フロントスピーカーと異なるスピーカーをサラウンドやセンターなどに使った場合でも、位相特性をフロントの特性に合わせて揃えることでチャンネル間の音のつながりが向上し、すべてのスピーカーをフロントスピーカーで構築したかのような、つながりのあるサラウンド空間を実現します。さらに、スピーカーの設置位置が理想的ではない場合でも、音源の位置をサラウンド再生の理想とされる位置と角度に再配置する「スピーカーリロケーション」※3や、7.1ch対応アンプを5.1chや5.1.2chのスピーカー構成で使用した場合でも、サラウンドバックチャンネルを生成する「ファントム・サラウンドバック」※3を実現。理想的なサラウンドを再現します。
1)スピーカーの音源位置を理想の位置・角度に再配置する「スピーカーリロケーション」※3
スピーカーの設置位置が理想的ではない場合でも、音源位置をサラウンド再生の理想とされる位置と角度に再配置することで、定位に優れ、つながりのよい音場を再現します。設置した全てのスピーカーに対応しているので、スクリーンのサイズにより、フロントスピーカーの間隔が広すぎる場合や、照明器具を避けて設置した天井のスピーカー位置※4なども補正できます。サラウンドスピーカーの左右の位置がずれている場合や、部屋の四隅にフロント、サラウンドスピーカーを配置したような場合でも、理想的なスピーカー配置での音場再現ができます。
2)5.1..2chのスピーカー設置でも、7.1..2ch相当のサラウンド体験を実現する「ファントム・サラウンドバック」※3
5.1chのスピーカー設置でも、「ファントム・サラウンドバック」を加えた7.1ch相当の音場を再現します。「Dolby Atmos」「DTS:X」を5.1.2chで再生する場合も、「ファントム・サラウンドバック」を加えた7.1.2ch相当のサラウンドの音場をお楽しみいただけます。また、『STR-DN1080』は7.1chアンプでありながら、9.1chのデコード機能を搭載しているので、「ファントム・サラウンドバック」の音声は、独立した音声として生成されます。
4.さらなる高音質設計
デジタル基板用に一体成型メタルフレームを新設計しました。接合部がないため剛性・堅牢性が高く、デジタル基板をしっかりと支えます。これにより、基板に伝わる振動を軽減し、オーディオ信号が変調することを防ぎます。加えて、ヒートシンクブラケットが、高速で動作するデジタル回路から発せられる不要な電磁波に起因するノイズの影響を防ぐためのシールドの役割も果たします。
また、HDMIとDAC系のデジタル系基板を一枚の4層基板に集約することで、信号経路を極限まで短縮したデジタル系回路基板を採用。電気的距離を限りなくゼロとすることで高音質を実現しました。
さらに、これまで以上に高度なDSP処理を実現するために、高精度DSPを3基搭載しました。
5.その他の特長
最大でDSD 5.6MHzマルチチャンネルに対応したDSDネイティブ再生が可能。高品位なハイレゾ音源再生をお楽しみいただけます。また、ソニー独自の高精度なデジタル音場処理技術による「S-Force PROフロントサラウンド」を搭載し、フロントスピーカーだけでも、手軽に臨場感のある仮想サラウンド空間の再現を実現します。画質面においては、高輝度・高コントラストで色調豊かなHDR(High Dynamic Range)信号のパススルーに対応。HDR10、HLG(Hybrid Log-Gamma)の対応に加え、Dolby Vision(TM)※5にも対応予定です。また、圧縮が無く、より鮮やかな色表現が可能な4K/60p 4:4:4信号のパススルーにも対応しています。
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201705/17-0509/
※1: 「Dolby Atmos」、「DTS:X」を再生するには、ハイト/オーバーヘッドスピーカーもしくはドルビーアトモスイネーブルドスピーカーを設置する必要があります。
※2: 「A.P.M.」は本体設定でON/OFFが可能です。
※3: 「スピーカーリロケーション」と「ファントム・サラウンドバック」は、一括してON/OFFの設定が可能です。
※4: 天井に設置するハイト/オーバーヘッドスピーカーのリロケーションは、左右方向の補正を行います。
※5: 2017年秋以降にソフトウェアアップデートにて対応予定。
概要:ソニー
詳細は www.sony.co.jp をご覧ください。