TOKYO, Apr 26, 2017 - (JCN Newswire) - 株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、代表取締役社長:釜井 節生、以下 ISID)は、スマートフォンやWeb アプリケーションの開発・運用に必要となるバックエンド機能を提供するプラットフォーム「FACERE(ファケレ)」の提供を 2017年4月26日より開始いたします。FACERE は、ログイン認証や会員管理などの基本機能に加え、用途に応じてユーザーが自由にカスタマイズできる「観光案内」や「交通案内」などのサンプルアプリを Google Cloud Platform(TM)上で提供し、スピーディで効率的なアプリ開発を支援するバックエンドサービス(BaaS)です。
スマートフォンやソーシャルメディアの普及により、従来の Web サイト上での情報発信に加え、ユーザーがより手軽に情報にアクセスできるスマホアプリや Web アプリを活用したコミュニケーションが一般的になりつつあります。企業や個人はもとより、自治体などが地域の魅力をアピールするためにアプリ提供を始めるケースも増加しています。こうした状況に呼応し、アプリの開発・運用に必要な環境や機能をクラウド上で提供する BaaS が広がりを見せています。その一方で、ゲームや教育、ECなど、スマホ・Webアプリの利用用途は幅広く、BaaSで提供される機能も多岐にわたるため、アプリ開発の経験が少ない技術者にとっては、どのようにそれらを組み合わせれば、用途にあったアプリが作れるかが分かりづらい側面もありました。
FACERE は、こうしたニーズに応え、BaaS としての基本機能に加えて、すぐに使えて自由にカスタマイズできるサンプルアプリを標準サービスとして提供します。特に昨今、様々な地域や自治体でニーズが高まっている「観光案内」「交通案内」等のサンプルを数種類用意しており、Web 制作の知識さえあればイメージどおりのアプリを簡単に開発することが可能です。
(2) 用途に応じてユーザーが自由にカスタマイズできるサンプルアプリ FACERE では、「観光案内」「施設案内」「交通案内」等を想定したサンプルアプリを用意しています。ユーザーは用途に応じてサンプルコードを自由にカスタマイズするだけでアプリを完成させることができるため、大幅に作業工数を削減することが可能です。
(3) Google Cloud Platform による、信頼性の高いサーバー環境 FACERE は、 Google Cloud Platform 上に構築されており、高い可用性、使用状況に応じた自動スケールアップ、スケールダウン、強固なセキュリティ等を備えた信頼性の高いサーバー環境を提供します。
FACERE 公式サイト: https://www.facere.biz
■FACERE を活用した交通案内アプリの開発事例■
長崎市内での路面電車による移動をナビゲーションするスマホアプリ「ドコネナビ」に FACERE が活用されています。 「ドコネナビ」は、総務省戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)の委託を受けて、長崎県立大学、長崎電気軌道株式会社、協和機電工業株式会社の共同研究による社会実験の一環として開発されたもので、ISID は連携研究者としてこのプロジェクトに参画し、FACERE の提供を通じて、短期間でのシステム構築に貢献しています。